三遊亭円楽「爆笑謝罪会見」のウラに“豪快遊び人”伝説

日刊大衆

三遊亭円楽「爆笑謝罪会見」のウラに“豪快遊び人”伝説

「“してやられた”感じですね。取材に行ったのに、完全に高座のお客になってしまいましたよ」と、ベテラン芸能記者が苦笑するのは、40代女性との不倫が発覚した、落語家の三遊亭円楽(66)が行った“謝罪会見”のこと。「ベッキー騒動以降、不倫の話題がテレビを賑わさない日はなく、最近は不倫がバレたら“一巻の終わり”という空気。ブラックで辛辣な笑いが持ち味の円楽師匠も神妙にしていると思ったんですが……」(前同)

 確かに最初こそ「6代目円楽として芸道に精進し、一生懸命邁進していきますのでお許しいただきたい」と神妙だった円楽だが、潮目はすぐに変わった。「不倫をスクープした『フライデー』の記者の車に同乗したと語り、それが“汚い車でねぇ~”とトボけて見せた瞬間、2名ほどの記者が同時に“プッ!”と吹き出し、硬直した空気が一気に緩んだんです」(同)

 そこからはもう、円楽の独壇場。“老いらくの恋”と書かれたことを受け「老いらくじゃなくて、円楽だって」とボケると、さらには、なぜか記者から謎かけのリクエストまで飛び「今回の騒動とかけまして、東京湾を出ていった船と解きます。“コウカイ”の真っ最中です」とサラリ。「会見は、爆笑と拍手の連続でした。この手の会見は最近、裁判のようにピリピリで、正直、我々もウンザリしていましたから、なごみましたね」(同)

 いわば座布団をすべて1人でかっさらっていった格好の円楽。だが、この会見について、彼をよく知る落語関係者は「いかにも円楽さんらしいねぇ」と語る。「円楽さんは前々から“達者になりたい”と言ってるからね。人間国宝のようにありがたがられるよりも、浮世の艶を忘れない粋な噺家でいたいということ。あの会見は、まさに、その本領発揮だったよ」

 会見時“謝罪”に臨むとは思えないほど黒々と日焼けしていた円楽だが、とにかくゴルフと酒が大好きな“遊び人”。時に稽古をすっぽかしても、ゴルフに行くほどの入れ込みようだ。「“落語なんざ、酒やゴルフを我慢してまでやるもんじゃない”と、いつも言っているよ。ま、人知れず努力も積んでいるからこそ言えるんだけどね」(前同)

 遊び心を大事にする姿勢は、先代円楽(故人)のカバン持ちとしてこの世界に入り、下積み生活を送った影響が大きいのだとか。「先代も『プレイボーイ講座』という歌を出したくらいの、名うてのジゴロだったからね。笑わせた男と、泣かせた女は数知れず。それを見て、生き様も“達者”であるための芸の肥やしと、自分も酒、女と師を見習い、遊んできた。だから、この程度の騒動、痛手じゃないんだよ」(同)

 とはいえ、有力候補と目されていた『笑点』司会の座を逃したことと、彼の“酒と女”の豪快な日々は、関係ないのだろうか?「あれは単純に、円楽師匠が司会に回ると、回答者の年齢層がグンと上がってしまうという理由。円楽師匠のキレのある答えが聞けなきゃ、笑点じゃないでしょう」(日本テレビ関係者)

 どうやら“お咎めなし”で終わりそうな円楽師匠。銀座の“黒光り王”ことみのもんたがすっかりおとなしい今、豪快な遊びで磨いた話芸を今後も聞かせてください! 司会の昇太師匠も、不倫ネタをイジり忘れないように(笑)。

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