天才テリー伊藤対談「稲村亜美」(1)12球団の始球式を制覇したいです! (2/2ページ)
テリー 周りを見て「この素人どもが!」って思ってたんじゃないの?
稲村 アハハハ、そんなこと思わないです。でも、女性はソフトボール経験者のほうが多かったですね。打ち方のフォームが違うから、見ればわかるんですよ。
テリー どう違うの? せっかくだから、教えてよ。
稲村 じゃあ、ちょっといいですか。(立ち上がって)ソフトボールだと、左打ちが多いんですね。で、足はあんまり上げず、振りもこんな感じでコンパクトなんです(とスイング)。
テリー おおっ、すばらしい振り!
稲村 ありがとうございます(笑)。逆に野球は足も上げますし、もうちょっと豪快な感じですね(再びスイング)。
テリー やっぱりきれいなスイングだな。ちょっとピッチングも見せてよ。
稲村 はい。じゃあ、いきますよ(とシャドーピッチング)。
テリー うひゃー、きれいで力強いフォーム! これはアンダースローのソフトボールの人にはできないでしょう?
稲村 正直、「ピッチングは他のコより私のほうがいいかも」って思ってました(笑)。
テリー で、今度はその「神ピッチング」で、プロ野球の始球式にもたくさん登板してるんだよね?
稲村 はい。ヤクルト、西武、千葉ロッテの3球団で出させていただきました。オープン戦や都市対抗野球、女子プロ野球を入れると、今まで10カ所ぐらいで投げさせていただいてます。夢は12球団の始球式制覇なんですけど(笑)。
テリー それが実現したらすごいな。あと、女子プロ野球では「埼玉アストライア」ってうチームの「神サポーター」に任命されているんだってね?
稲村 そうなんです! 今、女子プロ野球もすごく盛んになってきているんです。テリーさんも機会があればぜひ、ご覧になってください!
テリー うんうん。しかし、ホントに野球が好きなんだなァ。何をやっても「神」が付くのが、よくわかったよ(笑)。
稲村 今までグラビアの仕事が多かったので、まさかこんな形で、野球に関われるとは思いませんでした。9年間の努力はムダではなかったです(笑)