兼任命令で自棄に?元関ジャニ∞&NEWS内博貴が”当時の葛藤”を激白

デイリーニュースオンライン

Photo by rkramer62
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 6月26日に放送されたラジオ番組『マイ プレイリスト Love for Japan~kizashi~』(ニッポン放送)に俳優・内博貴(29)がパーソナリティとして出演し、かつて所属していたグループ・関ジャニ∞での思いを吐露した。

 内が所属していた関ジャニ∞は現在、ジャニーズ事務所の中でも全国的な人気を集めるグループのひとつ。バラエティからドラマまでマルチな活動は業界でも一定の評価を得ている。

「彼らはジャニーズにしては泥臭く、しがみついてでも関ジャニ∞として売れるんだという熱意がすごかった。今ではメンバーの個性を伸ばし、“アイドル+お笑い”の要素で需要が増している。番組でも扱いやすいといわれています」(テレビ関係者)

 2004年8月にCDデビューを果たし、今年で結成12年目を迎える彼らだが、現在に至るまでには苦労を重ねた“不遇の時代”があった。ジャニーズの中でも“イロモノ扱い”されていた関ジャニ∞は、事務所のプッシュも弱く、結成から約2年後に、関西限定でCDデビュー。また、デビューの記者会見はレコード会社の屋上で行われ、低予算のPV撮影に加え、ライブでは他グループが使用した大道具を再利用するなど、ジャニーズの中ではかなり“不憫な扱い”を受けていた。

 そんな彼らに対し、「SMAPのように大きなドラマ性を持ったグループに成長するかもしれない」と期待する関係者もいる。理由は、同じく“不遇の時代”を経験し、辛酸を舐め続けたこと。そして“中心メンバーの脱退”という共通点だ。

■内博貴が明かした当時の葛藤

 内は2002年に結成した関ジャニ∞のメンバーとして選ばれたものの、翌年には別グループ「NEWS」としてデビューを果たしている。その後、2004年には関ジャニ∞としてもデビューしグループを兼任した。

 冒頭の番組内で、内は「当時の僕というものは、大阪から東京に出て来ていろいろな葛藤があったんです」と脱退を振り返りながら、「関ジャニ∞でグループを結成したのに、急に東京に呼ばれてNEWSというグループに(所属することが決まったことを)社長に言われて」「『何なんだよ』って、自分の気持ちがぐちゃぐちゃになった時代だった」と葛藤を明かしている。

 2005年7月、内は未成年で飲酒し補導され芸能活動を一時休止。無期限の活動自粛を余儀なくされたが、2006年に研修生として事務所に復帰した。ただ、両グループからは事実上の“脱退”となっている。

「関ジャニ∞はこの騒動以降、メンバーの小さな変化に気付いて“みんなで支え合う”といった関係性が深まったようです。こういったところは、関ジャニ∞がSMAPに一番印象が重なるグループだといわれるポイントかもしれません」(芸能関係者)

 現在は舞台を中心に活動している内。俳優として地道にキャリアを積んでいる最中だが、内の今回の発言を聞いていつか関ジャニ∞に復帰するのではと期待するファンも少なくないようだ。

文・佐々木浩司(ささき・こうじ)
※1980年群馬県生まれ。スポーツ誌の契約記者を経てフリーに。現在は主に、週刊誌やビジネス誌で活動中。得意分野は芸能、プロ野球、サッカーなど。主な著書に『洗脳のすべて』(宝島社)など。
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