能年玲奈 キョンキョンも手を差し伸べにくい…独立トラブル「契約切れ」目前のボヤキ生活
能年玲奈(22)などいなかった──。そう言わんばかりの苛烈さを見せる包囲網。22歳の少女は差し迫ったXデーを前にして、ボヤくのが精いっぱいだというのだ。
6月18日放送のトーク番組「サワコの朝」(TBS系)は、違和感あふれる放送だった。司会の阿川佐和子とゲストの宮藤官九郎が話題にしたのはNHK朝ドラ「あまちゃん」。折に触れて名シーンが流されるのだが、なんと誰よりも重要な主演・能年が一度も映ることなく番組は終了した。能年扮する天野アキを代表するセリフで、13年に流行語大賞まで受賞した「じぇじぇじぇ」は、薬師丸ひろ子(52)が発した場面に差し替えられるほどの徹底ぶり。この異常事態の内幕をTBS関係者が明かす。
「番組で映像を使用する際、タレントが所属するプロダクションに許可をもらう必要がある。だが、能年の所属事務所が許可を出さなかったんです。一連の騒動の影響でしょう」
「一連の騒動」とは、仕事上の方針で事務所と確執が生じた能年が、15年1月に個人事務所を設立したことがコトの始まり。取締役に能年の演技指導を長年務めたT氏が就任したこともあり、メディアに「能年洗脳騒動」と不穏な文字が躍る異常事態を招いている。先月には、事務所との契約が切れる6月末日を機に“能年引退説”が複数のメディアで報じられた。
「事務所側は『弁護士同席でもいいから会って話をしよう』と能年側に通達したが、拒否されている。以降、『事務所上層部が流しているのでは』と噂されるほど真に迫った裏事情が一斉に流れ、もはや能年は業界から存在が許されないような状況となっている」(芸能プロ関係者)
能年本人は「芸能界からの引退はない。ただ、事務所に戻る気もない」と親しい人間に話し、親族も支援する意向なのだという。それでも前途は厳しい。
「能年の現所属事務所のような大手の間では業界内でのルールを遵守し、タレントの移籍を引き抜きと見てタブー視している。能年が有望でも、彼らを敵に回してまで手をあげる事務所はない。過去の出演作に関しても局側がトラブルを避け、能年の映像については自主規制を続けるでしょう。仕事の場として有力なのがネット番組ですが、テレビ局や芸能事務所と資本関係にある大手は厳しい。そうなるとみずからネット番組を開設し、ユーチューバーとして活動していくくらいしか道はない。事実上の芸能界からの“抹殺”です」(前出・芸能プロ関係者)
芸能界の“鉄の掟”の前では、能年を娘のように溺愛している小泉今日子(50)といえども手出しは難しいようだ。
「まして、能年の所属事務所は小泉の所属事務所の系列です。正面切って『面倒を見てくれ』なんて頼めません。小泉は主演映画『ふきげんな過去』(東京テアトル)の試写会など、6月は公のイベントをほとんどキャンセルしている。今、公の舞台に立てば能年の件を聞かれるのは間違いないですからね。小泉の性格上、裏で相談には乗るでしょうが、手を差し伸べても自身主催の舞台で役を与えるのが限度でしょう」(スポーツ紙芸能デスク)
当の能年は現在、都内マンションで暮らしており、近隣でも目撃情報は多い。
「Tさんらしき方とランチを食べながら『この絵いいよね』『こういうグッズ出したいなぁ』と、スマホ内の写真を見せながら元気にしゃべり続けていました。ただ、『外に行けないし、ブログのネタどうしよっかなぁ』と、ボヤキも多かった」(居合わせた客)
今は能年が「(自分と)似ている」と、雑誌で語ったアキのセリフを信じるしかないのだろう。
「自分たちで何とかするし、やってるし。だから、おかまいねぐ」──。