ねらわれる少女、アキレス腱を切られる労働者…北朝鮮人権報告 (2/2ページ)

デイリーNKジャパン

また、海外派遣労働者とまともな労働契約を結ぶこと、労働者に正当な賃金を支払うこと、転職の自由を認めることなどを求めている。

この報告書では、北朝鮮とともにアルジェリア、ミャンマー、イラン、ロシア、シリアなど27カ国を最低の「段階3」とした。

「段階1」と評価されたのは、西欧のほとんどの国、米国、韓国、台湾、フィリピンなど36カ国、「段階2」とされたのは、日本を含む122カ国だ。日本は、G7では唯一の「段階2」である。

報告書では、日本の外国人研修制度について「実質的な強制労働になっていることが多い」と指摘。「援助交際」や「JK(女子高生)ビジネス」、日本人男性の海外への児童買春旅行が行われていることについて「人身売買の排除にむけた最低限の水準を満たしていない」として、12年連続で「段階2」とした。

また、2000年に国連総会で採択された人身取引に関する議定書を批准していない21の国に、北朝鮮と並んで日本を挙げるなど、日本について非常に厳しい見方をしている。

「ねらわれる少女、アキレス腱を切られる労働者…北朝鮮人権報告」のページです。デイリーニュースオンラインは、高英起人権デイリーNK東南アジア中東海外などの最新ニュースを毎日配信しています。
ページの先頭へ戻る