地上200mの恐怖を体感!話題の「VR ZONE Project i Can」に行ってみた (2/2ページ)

デイリーニュースオンライン

 さて、お次は「高所恐怖SHOW」。地上200mのビルの上に架けられた板の先っちょにいるネコちゃんを助けに行くアクティビティです。要するにカイジの鉄骨渡りですね。

「言うても、実際は足場あるしなあ」
「そんな怖いわけなかろう」

 などと豪語するプレイ前の筆者。我ながら見事な前フリです。

 はい、実際はこんな感じ。なんと一歩も踏み出せず硬直……! フィクションだと分かっている……分かっているのに!

 これにはちょっとした仕掛けがあって、現実の足場の板がしっかり固定されておらず、少しグラグラするんです。それと送風機から送られる風。この二つが凄まじいリアリティを生み出していて、すっごい怖い。

 係の人に言われるままに四つん這いになって進む筆者。催眠術にかけられてる人ってこんな気持ちなんだろうなあ。

 ネコちゃんを助け出した後がまた大変で、片手が塞がってるのと、尻から先に進まなきゃいけないことで恐ろしさMAX。係の人に言われて思い切って立ち上がってみるも、動画の通り、変な声を上げながらヘナヘナとしゃがみ込む始末です。駄目だ、こういう状況では僕はクソの役にも立たないことが分かった。

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 他にも「これは絶対死ぬだろう」というような超絶コースを滑走できるスキー体験や、女の子が隣で胸をチラ見せし続けるロボット操縦体験などアリ。でもやっぱりベストは「高所恐怖SHOW」かな。シンプルなのにすごくVRが効果的だし、何より「こういう事態が現実に到来しても、僕は決して挑戦してはだめだ」という学びがあった。VRで身の程を知ったぞ!

 VR ZONE Project i Canは2016年10月中旬までの期間限定オープンとなっています。予約が必要なので、VR体験してみたい人は早速予約しよう!

著者プロフィール

作家

架神恭介

広島県出身。早稲田大学第一文学部卒業。『戦闘破壊学園ダンゲロス』で第3回講談社BOX新人賞を受賞し、小説家デビュー。漫画原作や動画制作、パンクロックなど多岐に活動。近著に『ダンゲロス1969』(Kindle)

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