SMAPの出演調整が難航?TBS『音楽の日』発表遅れの異常事態 (2/2ページ)

デイリーニュースオンライン

■音楽番組で露骨すぎる「SMAP外し」の裏事情

 また、7月2日に放送された嵐・櫻井翔(34)司会の大型音楽特番『THE MUSIC DAY 夏のはじまり。』(日本テレビ系)にSMAPが出演しなかったことも異変を予感させた。同番組はジュリー氏が大きな影響力を持っているとされ、対立関係にあった「飯島派」のSMAPは今までも出演していなかった。だが飯島氏の退社で派閥が解消され、SMAPが初参戦するのではないかと期待されていたのだ。

 同番組では嵐をはじめ、TOKIO、V6、KinKi Kids、NEWS、関ジャニ∞、Hey! Say! JUMP、ジャニーズWESTとジャニーズ勢が大挙して登場し、さらに「飯島派」とされてきたSexy Zoneが初出演。メンバー総勢50人をシャッフルしたスペシャル企画「ジャニーズスーパーメドレー」も放送された。

 まさに「ジャニーズ特番」といった趣だったが、SMAPは出演せず。そればかりかメドレー企画でもSMAPの楽曲は採用されなかった。すでに大半のメンバーが退所している光GENJIの『太陽がいっぱい』までメドレーで歌われていたのに、SMAPの曲が無視されるという露骨な「SMAP外し」に違和感を覚えた視聴者は少なくなかったようだ。

「ジャニーズ事務所の実権を握っているメリー喜多川(89)と次期社長と目される娘のジュリー氏は、SMAPメンバーのドラマやバラエティーでの実力は認めていても、グループでのライブ活動は評価しないスタンス。グループとしての実力を認めてしまうと、追い出した飯島氏の手腕を認めることにつながってしまうからです。これは『週刊文春』(文藝春秋)のインタビューで、メリー氏が『(嵐と比べて)SMAPは踊れない』と飯島氏に向けて言い放った一幕が象徴している。この体制が続く限り、SMAPが5人でライブをする機会は滅多にお目にかかれないことになる」(前出・関係者)

 事務所幹部にもメンツがあるのだろうが、全国のファンは5人のライブを待ち望んでいる。是非とも『音楽の日』で5人が笑顔でライブを披露してくれることを期待したいが…。

文・佐藤勇馬
※個人ニュースサイト運営中の2004年ごろに商業誌にライターとしてスカウトされて以来、ネットや携帯電話の問題を中心に芸能、事件、サブカル、マンガ、プロレス、カルト宗教など幅広い分野で記事を執筆中。著書に「ケータイ廃人」(データハウス)「新潟あるある」(TOブックス)など多数。
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