窪塚洋介はオワコン?参院選で三宅洋平を応援するも不評だったワケ
参院選・東京選挙区に立候補した社会活動家の三宅洋平(37)の選挙活動が多くの波紋を呼んでいる。都内各地で大勢の若者を集めたにも関わらず落選した三宅を「支持する」として立ち上がったのが俳優の窪塚洋介(37)がその張本人。窪塚は檀上に立って演技さながらの迫真のスピーチを展開したが、予想以上に不評も多かった。
■三宅のサポート演説…動画は低評価上回る
参院選・東京選挙区で一部都民の心をつかみ、無所属ながら約25万票を獲得した三宅。「選挙フェス」と銘打った街頭演説では最大2万人もの聴衆を集めたという。そんな三宅の演説に心動かされ、X JAPANのSUGIZO(47)や女優の一色紗英(39)、格闘家の山本KID徳郁(39)など賛同の意を示した著名人は少なくなかった。そのうちの一人である窪塚は9日、三宅を援護するべく、品川で行われた選挙フェスで「一票一揆」と書いた白Tシャツを着て壇上に登場。「こんな政(まつりごと)良い」と選挙フェスの雰囲気について満足気な様子で、下位に甘んじでいた三宅について「オレん中でダントツ一位なんですけど! 優勝」と絶賛した。
窪塚の演説の様子はすぐに大手動画共有サイトで配信された。だが、43万回以上再生されている同演説の動画は(12日現在)、奇しくも低評価が上回る状態となっている。視聴ユーザーは「なぜ低評価が多いの?」「格好良いな相変わらず」「独特すぎるノリに群衆がついていけてない」などと賛否真っ二つに分かれているのだ。
窪塚は俳優業を続ける傍ら、レゲエDJ(「卍LINE」名義)やカメラマンとしての活動も展開。昨年夏には、ダンサーのPINKY(菅原優香・33、2015年冬に窪塚と結婚)、離婚したのんちゃん(本名非公表)、窪塚とのんちゃんの子供ら4人が一緒に旅行するという“窪塚フォーメーション”も披露。また今年6月にも、PINKYは窪塚と沖縄で撮影したツーショット写真をアップしており、関係が良好な様子を見せている。しかしながら一部ファンの間で窪塚は“奇行人”と呼ばれ、数々の言動を疑問視する声が絶えない。
「今だに窪塚さんの信奉者がいる一方、2004年に自宅マンションの9階から飛び降り事故を起こして以来、ネガティブな印象を持つ人も少なくありません。また今回の選挙フェスの一件でも波紋を呼んでいますが、以前に比べて影響力は確実に落ちています。今や“変な兄ちゃん”扱いされている感じもあるので、出演が決定しているマーティン・スコセッシ監督の次回作『沈黙』で10代に存在感を見せる必要がありそうです」(報道関係者)
賛否渦巻くも我が道を突き進む窪塚。演技は一流だけに「黙って役者業に集中を」という声も聞こえてきそうだが、映画『GO』などで芽生えた大和魂が震えて黙っていられないか。
- 文・橘カイト(たちばな・かいと)
- ※1979年島根県生まれ。編集プロダクションを経て、フリーに。週刊誌などで芸能関係の記事を執筆。また、民俗学などにも精通し、日本のタブーにも数多く取材。主な著書に『真相!禁忌都市伝説』(ミリオン出版)ほか多数。