めちゃイケ終了の判断材料に?極楽・山本がフジテレビ復帰のウラ事情
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フジテレビ
お笑いコンビ・極楽とんぼの山本圭壱(48)が、7月30日放送のバラエティ番組『めちゃ×2イケてるッ!』(フジテレビ系)に出演することが明らかになった。約10年ぶりの出演に賛否の声があがっている一方、山本圭壱は長年ウワサされる同番組の打ち切りの判断材料となるかもしれない。
■視聴者・芸能人の意見は賛否両論…女性の支持がカギか
2006年の淫行騒ぎが決定打となって吉本興業と契約を打ち切られた山本。2014年頃から復帰に向けて活動を始め、2015年1月に下北沢でお笑いライブを敢行して話題になった。その後もラジオやイベントに登場し、今年5月からはツイッターをスタートしてテレビ復帰も近いのではないかと言われていた。
そして今回出演が決まったのは、30日放送の『めちゃイケ』スペシャル特番。17日に、相方の加藤浩次(47)がラジオ番組『オレたちゴチャまぜっ!〜集まれヤンヤン〜』(MBSラジオ)で「(山本の出演について)隠してもしょうがない。すでに『めちゃイケ』の収録をしました。内容については見ていただくしかないかなと思います」などとリスナーに呼びかけるにとどまった。
過去に田村淳(42)や石橋貴明(54)ら数々の芸能人から復帰を願う声が出ていた中、ついに実現した山本の『めちゃイケ』再出演。山本がオリンピックイヤーなどに披露してきた名物キャラ「油谷さん」の復活に期待を寄せる声も出ている。一方で「待ってました」「ゆるせない」などと賛否両論だ。
「理由が理由なだけに、視聴者が山本さんで笑えるのか未知数で、女性の支持がイマイチ。30日の放送を通じて、女性の支持をどれけ広げられるかが、地上波本格復帰のカギになってくるのでは」(報道関係者)
なお山本の『めちゃイケ』出演に際して、吉本興業は再契約を否定している。
山本の地上波復帰の背景として、『めちゃイケ』の低迷抜きに語れない。山本は吉本を解雇された当時、同時に『めちゃイケ』を降板。それに伴い、「油谷」さんを含め、山本が参加していた人気コーナーの一部がやむなく中止に追い込まれた。
その後、2010年7月には岡村隆史(46)が約5ヶ月間にわたって体調不良で休養。穴埋め企画で増員した新メンバーは「使えない」と散々なバッシングを受け、近年放送されている「ガリタ食堂」「めちゃギントン」などの企画も不評だ。
また2011年には、岡村がラジオ番組『オールナイトニッポン』(ニッポン放送)で韓流ブームにまつわるフジ批判に「嫌なら見るな」などと主張したことが、フジ全体のイメージに影響したと見なされている。そして『めちゃイケ』の視聴率も下降線をたどり、土曜8時のゴールデン枠で1ケタ台を連発して打ち切り説が絶えない。
「山本さんはかつて、元祖“踊れるデブ”としてめちゃイケの黄金期に岡村さんと人気を二分していました。そんな山本さんの復帰は、低迷する同局の禁断の切り札。地上波のゴールデン帯に出演させるのはバクチ要素が強く、これでダメなら『めちゃイケ』の打ち切りが現実味を帯びるのでは」(報道関係者)
はたしてフジの低迷ムードを笑いで吹き飛ばすことができるのか。はたまた『めちゃイケ』打ち切り説を現実のものにしてしまうのか。それにしても、淫行騒動を起こした芸人が一部で救世主扱いされている現状こそが、復活の手立てがないフジの低迷ぶりを象徴しているのかもしれない。
- 文・海保真一(かいほ・しんいち)
- ※1967年秋田県生まれ。大学卒業後、週刊誌記者を経てフリーライターに。週刊誌で執筆し、芸能界のタブーから子供貧 困など社会問題にも取り組む。主な著書に『格差社会の真実』(宙出版)ほか多数。