ロバート山本、しょこたん他「ポケモン廃人」の芸能人たち
『ポケットモンスター』は言わずと知れた大人気ゲームソフトシリーズ。1996年にゲームボーイ用ソフト『ポケットモンスター赤・緑』が発売されると、やがて当時の小学生を中心に大ヒットし、アニメ化されるとさらにファン層を広げていった。以来、このポケモンはシリーズ作が発売されるごとに売り上げを伸ばし、これまで発売されたシリーズ25作品の販売本数は、世界で2億100万本以上になるという。7月11日のニュースでは、スマホ向けに開発された新ゲーム「ポケモンGO」のアクティブユーザー数が、ツイッターを一時的に抜いて話題となった。
ポケモンがここまで長きにわたる人気を獲得したのは、その育成や対戦の奥の深さにあるといわれている。同じ種類のポケモンでも個体差や育て方の違いにより、能力に大きな差が出てくるため、対戦がより盛り上がるというわけだ。そして、その奥の深いゲーム性にひかれるのは、なにも子どもだけとは限らない。仕事や生活を犠牲にしてまでゲームにのめり込む、いわゆる“ポケモン廃人”になる大人は後を絶たず、その中には芸能人もいる様子なのだ。
お笑いトリオ・ロバートのツッコミ担当でプロボクサーでもある山本博(37)は、『ポケモン☆サンデー』『ポケモンスマッシュ!』(ともにテレビ東京系)に出演したことがきっかけで、ポケモンの魅力にハマったという。そして育成法や戦術を極めていくと、やがて番組内で子どもを相手に手加減なしのガチバトルを展開。番組最終回では、レベル1のポケモンで見事勝利したことも話題になった。ちなみにそんな山本はツイッター上でも多くのポケモンマニアに慕われており、弟子がなんと6000人以上もいるそうだ。また、同じくロバートの馬場裕之(36)も、山本に次ぐ“ポケモンガチ芸人”と呼ばれている。
“しょこたん”の愛称で活躍する中川翔子(31)も、ポケモン好きとして必ずその名前が挙がるタレント。過去には『ポケモンが生きる意味を教えてくれた』という書籍を出版、さらにはポケモンアニメの劇場版には毎年のように声優として起用され、現在も『ポケモンの家あつまる?』(テレビ東京系)などの番組にもレギュラー出演しているほどだ。もっとも、そんなしょこたんもロバート山本の廃人ぶりには及ばなかったようで、『ポケモンスマッシュ!』の最終回に決勝戦で対戦するも、なにもできないまま敗戦。「弟子にしてください」と頭を下げていた。
昨年の『M-1グランプリ』で優勝したトレンディエンジェルのたかし(30)も、ツイッターのプロフィールに「いつかポケモンマスターになる男です」と書き込むほどのポケモン廃人。なんでも“素早さ”の数値が低いポケモンを動けるようにする技“トリックルーム”の使い手で、シリーズ総プレイ時間は2000時間以上、3DSと3DS LLの2台持ちで効率よくプレイしているようだ。
近年では『妖怪ウォッチ』に押され気味といわれつつも、相変わらず高い人気を誇るポケモン。今年11月には新作の『ポケットモンスター サン・ムーン』が発売されるという。寝不足の日が続くことを覚悟している大人も、けっこう多いのではないだろうか。