左脳人間は21%!キッチンを「論理的に」片づける5つのルール

Suzie(スージー)

左脳人間は21%!キッチンを「論理的に」片づける5つのルール

あなたは「右脳タイプ」ですか? それとも「左脳タイプ」ですか?

一般的に右脳タイプの人は直感的に物事を捉えたり、感覚的に表現するのが得意で、左脳タイプの人は論理的に考えたり表現するのが得意とされています。人によっては、考えるのは左脳、表現は右脳という場合もあるでしょう。

Jタウン研究所が行った調査によると、「左脳で理解し、左脳で表現する」という人は21.2%で、他の組み合わせにくらべて少ないことがわかりました。この結果は県民性によっても違いがあり、大阪は関東よりも「左脳人間」が多いそう。

『スタイルを持ち、身軽に暮らす』(石原左知子著、SBクリエイティブ)によると、キッチンは合理的で数字的な「左脳収納」をすると、ものが多くてもすっきり見えるそうです。

キッチンは食事のたびに使う場所なので、感覚的に片づけているとすぐに散らかってしまいます。でも自分の動線や空間の使い方を論理的に捉えれば、使いやすく片づいたキッチンをキープすることができるでしょう。

そこで、「左脳収納」のためのルールを見ていきましょう。

■ルール1:「動線」を重視して収納する

収納全般にいえることですが、特にキッチンの収納においては特に「動線」を意識するのが大切だといいます。

なにかをするときの自分の動きを考えて、「必要なところに」「必要なものを」「取り出しやすい形で」収納。これがいちばん合理的なのです。

たとえば著者の場合、お茶を淹れようと思ったら、シンクの横にあるいちばん下の引き出しから茶葉を取り出し、同じ場所に立ったまま上のつり戸棚からカップや湯のみを取り出します。この縦のラインの収納で、無駄な動きがなくなるのです。

茶葉は向こうの棚、カップはリビングなどとバラバラに収納されていると、無駄な動きが増えるうえ、片づけるのが面倒になって部屋が散らかることに。

動線を考えた収納をするだけで、部屋は自然に片づくようになるといいます。

■ルール2:最初に「いちばん多いもの」の収納を考える

収納を考えるときは、自分の持ち物のなかでいちばん多いものの置き場所から決めていきます。著者の場合、いちばん多いのは器。そのため大きな納戸に、自分で棚板を取り付けて食器を収納しているそうです。

いちばん多い数のものの収納から決めると、あとの収納がグンと楽に。

コレクションしているものなら「見せる収納」にしてもいいですし、本のように大量にあるものなら専用の部屋をつくってもOK。無理に減らそうとせず大胆に場所を確保することで、すっきりと暮らすことができるでしょう。

■ルール3:キッチンは「見せる収納」を活用する

キッチンツールや器などは自分が把握できていないと、いつの間にか使わなくなってしまいます。戸棚に収納した器も、扉を開け他とき、なにがどこに入っているか一目瞭然の状態にしておきましょう。

またキッチンハサミやおたま、トングなどは引き出しに入れておくとガチャガチャして取り出しにくいですよね。いろいろな形のものがあるので、なにかに立てて入れるのも厄介。そのため、これらのものはつり下げておくのが便利。

著者はガス台の近くにワイヤーを取りつけ、それぞれの道具をS字フックでつり下げているそうです。ワンアイテムにつきワンフックと決めておけば、いつも片づいた状態を保てます。キッチンツールを同じメーカーで揃えると、見た目もすっきり。

■ルール4:調味料は同じ形の容器に移し替える

調理中に「扉を開けて調味料を出す」のは意外と面倒。動線を考えて収納するなら、調味料はキッチンに出しっぱなしにするのがいちばん使いやすいでしょう。

しかし、色も形もさまざまな入れ物をそのまま並べておくと、ごちゃごちゃした印象に。そのため、著者は調味料類を同じ容器に入れ替えているそうです。

たとえば、酒・オイル・酢など液体のものは透明のガラス瓶に、塩や砂糖などはプラスチックのケースに入れてガス台の近くに。

同じ容器で高さをそろえるだけで、すっきりと見せることができるわけです。

■ルール5:シンクの下は「縦収納」にする

シンクの下の空間は高さがあり、なかなかうまく使えないもの。

そこで著者は事務用の縦のファイルケースにラップやまな板、洗剤などを「縦入れ」し、それでも余った空間は木板を使って棚にしているといいます。そこにはボウルやはかり、ふきんを入れた箱など雑多なものが収まり便利です。

また、調理台の下などに、大きな縦空間がある場合は、扉をつけずにゴミ箱を入れるとすっきり片づきます。

いままでなかなか片づかなかった人は、右脳を使っていたのかもしれません。「左脳収納」はシンプルなルールなので、誰でもすぐに取り組めそうです。ものを減らさなくてもいいのもうれしいところ。

毎日使うキッチンが動きやすく、使いやすくなるはずです。

(文/平野鞠)

【参考】

石原左知子(2016)『スタイルを持ち、身軽に暮らす』SBクリエイティブ

あなたはどっち? 「右脳タイプか左脳タイプか」地域別に調べました-Jタウン研究所

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