【もう辞めたい!】仕事がつらいときを乗り越えるコツとは? (2/3ページ)
晴れて美容院airに入社したわけですが、これまでに最も辛かったのはどんなときですか?
「アシスタント1年生のときは、やっぱりしんどかったですね。はじめて社会に出て、言葉づかいもうまくできないし、お客様ともスムーズに会話できなくて、自分が情けないというか、もどかしい気持ちでした。とくにコミュニケーション面で先輩から注意されることが多くて、お客様にドリンクをお出しするタイミングが合わず、よく“気づかいが足りない”と言われてましたね……」(武井さん)
「美容師は体育会系」だと言う武井さん。その言葉通り、先輩が後輩を育てるという意識がとても高く、武井さんも8年間、先輩方の(愛のある)厳しいご指導を受けていたのだそう。
しかしこれを、愛ととるか説教ととるかで未来は変わります。説教と感じてしまった武井さんの同期たちは、アシスタント業務に耐えられず退職してしまう人も多かったそうです。
では、武井さんが強靭なハートの持ち主だったかというと、そうではありません。
「教えてもらったことがうまくできなくて、ガツンと先輩に怒られたりするとヘコみますね。顔に出やすいタイプなので、落ちこんだ気持ちを引きずって接客してしまったこともあります。