過剰演出が逆効果?民放の五輪放送「早く試合見せろ」と批判の嵐 (2/2ページ)

デイリーニュースオンライン

■亀田三兄弟のボクシング中継でも大ブーイング

 過去にも、TBSなどが亀田興毅元選手(29)らの世界戦のボクシング中継を放送した際、試合開始の3時間前から放送をスタートして数々のエピソードやインタビュー映像を流して、長過ぎる“予告放送”が視聴者から大ブーイングを浴びた。 

 今回は各局がオリンピックの模様を垂れ流ししている。17日間は、試合の合間にメダル獲得者の映像が何度となく展開されるだろう。

「それでも視聴者の最大の関心はオリンピック。試合の開始時間が読みにくいスポーツに関しては近年、選手のインタビュー映像などを差し込んで煽る演出が人気です。オリンピックは他競技を放送する他局、さらにネットのストリーミング配信などと視聴者の奪い合いもありますから、印象的なシーンを繰り返し放送して、視聴者を囲い込みたい意図もあるのでは」(報道関係者)

 現在、地球の裏側で熱戦が繰り広げられているオリンピック。視聴者が喜びで沸くならまだしも、余計な怒りで沸騰しなければよいが。

文・佐々木浩司(ささき・こうじ)
※1980年群馬県生まれ。スポーツ誌の契約記者を経てフリーに。現在は主に、週刊誌やビジネス誌で活動中。得意分野は芸能、プロ野球、サッカーなど。主な著書に『洗脳のすべて』(宝島社)など。
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