【世界の絶景】塩の礼拝堂まで!?ポーランドの世界遺産・ヴィエリチカ岩塩抗が楽しすぎる (3/5ページ)
しかし結婚を望んでいなかった姫はその指輪を投げ捨ててしまいます。
しかし政略結婚ゆえ、仕方なくポーランドに嫁いできたキンガ姫は、ヴィエリチカのある場所に強く惹かれ、そこに井戸を掘るよう部下に命じました。そうして出てきたのが、捨てたはずの指輪と、当時とても貴重であった塩だったのです。
ポーランド王妃となった後も貧者や病人を助け、王の死後は修道院で余生を過ごしたキンガ姫は聖者としてあがめられることとなりました。
当時の採掘作業の様子などが展示された部屋を回りながらさらに地下深くへと進んでいきます。
塩は柔らかいので、塩の採掘自体はそれほど大変ではなかったそう。むしろ採掘した塩を地上に運ぶのが困難を極め、馬や人力を駆使して運搬が行われていました。
重労働とはいえ、当時ヴィエリチカでの採掘の仕事は名誉ある仕事で、しばしば父親から息子へと受け継がれていたのだとか。
階段を下りながら地下90メートルの地点までやってきました。
ここで早速出迎えてくれるのが小人たち。恥ずかしがり屋の小人たちは、日中は姿を見せず、夜になると採掘の仕事を手伝ってくれるという伝説があったのだとか。