間違えたら4000万円の損!なぜ戸建住宅購入で失敗するのか? (3/3ページ)

Suzie(スージー)

大丈夫、きっとなんとかなる」と思いこんでしまいます。

それでなくても、元の住宅価格も数千万単位であり、オプションの価格も数十万から数百万単位。つまり、金銭感覚が狂いやすい状況になっています。

結果、過度に楽観的になり、あれこれオプションをつけた挙句、想定以上のローン返済に苦しむことになるのです。日常生活でこれまで以上に倹約を迫られるだけでなく、最悪、ローンで家計が破たんすることにもなりかねません。

住宅購入は博打ではありません。買うのは一瞬でも、住むのは10年、20年単位であり、へたすれば一生に関わってきます。同時に、ローン返済も、一般的には35年かかります。

そのため、住宅購入を決めた場合には、一層地に足をつける感覚をもち、今後の生活やローン返済のことを建設的に考える必要があるのです。

その他、マンション購入と同じく「限定合理性のワナ(わかりやすいものしか理解しない)」にハマって購入する土地の周辺状況や契約内容を精査せずに失敗するケースなどがあります。

繰り返しになりますが、住宅は一般的に「買うのは一瞬、住むのは一生」です。失敗に気づいたからといって安易に住み替えることはできません。

高額で、かつ人生に大きく影響を及ぼす買い物だからこそ、日常生活の買い物以上に冷静に、かつ慎重に「住んだ後のリアル」や「返済計画」を含めて検討すべきでしょう。

(文/税理士・心理セラピスト 鈴木まゆ子)

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