なぜ空港に取材陣が?木村拓哉の”ハワイ帰国”が漏れた舞台ウラ
SMAP・木村拓哉(43)が、8月23日にハワイから帰国した。マスコミ各社は連日、成田空港と羽田空港の2箇所で木村拓哉の帰りを待ち構えていたが、当日は成田に絞って張り込んだ。なぜなら、帰国時間や搭乗便などもすべて把握できていたからだ。これについて、あるマスコミ関係者は「全部、ジャニーズ事務所の“仕込み”ですよ」と内情を話す。
「解散発表以降、記者の間では木村の帰国について情報が錯綜していました。それが、当日の昼頃になって便名までが明らかになり、到着時間に合わせて各媒体の記者が集合。そこに現れた木村は『心配かけて申し訳ありません』と謝罪の言葉を述べ、取材に応じました」(テレビ局関係者)
こうして、“解散発表後、初めて取材に対応したのは木村”ということになったが、この関係者は「これはジャニーズのシナリオでしかない」と指摘する。
「現場には木村以外に、ジャニーズの広報責任者が立ち会っていたんです。つまり、ジャニーズサイドは“唯一SMAP解散を阻止しようとしていた木村”の帰国シーンをマスコミに撮影させるため、あえて情報を流したのではないか。この手法は芸能界でよく使われ、歌手の浜崎あゆみ(37)が話題作りのために報道陣を集めることで『空港芸』と揶揄されていますが、同じようなものだと記者達の失笑を買っていました」
ただし、空港には連日大勢のマスコミが出入りしていたので、木村が突然帰国すれば大混乱になりかねなかった。そのため、ジャニーズ側が一般人を巻き込まないように配慮した可能性も考えられる。
■キムタクのイメージ回復はできるのか?
しかし一方で、次のような話も。
「木村は空港で『(解散に)納得というよりかは、去年の末から今回の騒動に至るまで、自分自身は変わっていない』と発言しました。が、ここは少々ズレている。当初SMAPは、5人揃ってジャニーズから独立することで話がまとまっており、一部報道ではその後のロイヤリティに関する取り決めまでかわされていたことが明らかに。やはり木村が、途中でジャニーズサイドに“寝返った”感は否めません」(週刊誌記者)
下げ止まりを知らないジャニーズと木村のイメージだが、今後回復することはあるのか。HEROの復活に期待したいところだ。
- 文・阿蘭澄史(あらん・すみし)
- ※1974年滋賀県出身。フリー記者。某在京スポーツ紙の契約記者を経て、現在は週刊誌等で活躍中。主な著書に『真相!アイドル流出事件簿』(ミリオン出版)、『事務所をクビになった芸能人』(竹書房)、『芸能人のタブー』(宙出版)など。