釈明会見で明暗?株を上げた高畑淳子と批判を浴びたフジテレビ

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釈明会見で明暗?株を上げた高畑淳子と批判を浴びたフジテレビ
釈明会見で明暗?株を上げた高畑淳子と批判を浴びたフジテレビ

 8月26日、俳優の高畑裕太容疑者(22)が強姦致傷罪で逮捕された件を受け、母親で女優の高畑淳子(61)が会見を行なったが、その対応ぶりが、視聴者・業界内で高い注目を集めているようだ。

 約1時間かけて行われた会見で、壇上に立ったまま質問に答えていた高畑淳子。報道陣の質問に対しても、自身が把握できていないことについては「わからない」と答え、無理に取り繕うような受け答えは一切見せなかった。被害者に対する謝罪や、母親としての愛情、責任を意識したコメントをきちんと述べたことで、好感がもてる会見となったようだ。

 また会見では、記者側の質問内容も大きな反響を呼んだ。中でも「(息子の)性癖に関して気付かなかったのか、性的嗜好がおかしいとか」という質問をした、フリーアナウンサーの大村正樹(49)には、多くの非難が寄せられた。

 高畑は「こういうものなのかというぐらいのことしかない」と真摯に回答したが、ネットでは「そんなこと聞くな」「不適切な質問だ」と不快感をあらわにした視聴者の声が殺到することとなった。

 同質問を行なった大村は、27日に自身のフェイスブックで当件について謝罪したが、事態はこれだけにとどまらず、大村が『直撃LIVE グッディ!』(フジテレビ系)のフィールドキャスターを担当していることから、フジテレビに対するイメージもさらに悪化させてしまってようだ。

「大村は、おそらく局側からの指示であの質問をしたんでしょう。かつての韓流偏向報道などもそうですが、フジテレビの報道姿勢に関する批判は、今になって始まったことではありません。今回の件も『またか…』という感じですかね」(芸能記者)

 会見で視聴者からの支持とイメージアップを集めた高畑とは逆に、フジテレビは大きなイメージダウンを招いてしまうことになったようだ。

■高評価で仕事は安泰?

 意気消沈している高畑に、周囲は一旦休養を勧めていると言われていたが、休むことなく、来月から12月まで全国で公演される主演舞台『雪まろげ』に出演する意向を示した。休養は、その舞台後に取る予定だという。

「裕太容疑者の逮捕を受けて、彼が務めるはずだった仕事に対する違約金も発生しているはずです。こうしたお金は、動けない息子に代わって、母である高畑淳子が肩代わりすることも考えられる。なにがなんでも、今は、休業を避けたいと思っている部分も大きいはずです」(芸能関係者)

 会見前までは、母親の仕事もすべて飛ぶような声が相次いで挙がっていたが、ここにきて“高畑淳子株”が急上昇しているという。

「関係者は、迅速で真摯な対応をした高畑に賛同する声が多い。そもそも、彼女自身がなにかしたわけではないので、スポンサーからはむしろ応援したいという声も挙がっているようです。関係者からは、ほとぼりが覚めたらぜひ彼女を使いたいという話も聞きますね」(前出・関係者)

 休業宣言をしているが、来年以降の仕事も既に決まっているとも言われている。

 息子の犯した失態に、今回の冷静かつ真摯な対応ぶりで好感度を上げた高畑は、来年以降も休業することなく“通常営業”の日々を続けることはできるのだろうか。

文・佐々木浩司(ささき・こうじ)
※1980年群馬県生まれ。スポーツ誌の契約記者を経てフリーに。現在は主に、週刊誌やビジネス誌で活動中。得意分野は芸能、プロ野球、サッカーなど。主な著書に『洗脳のすべて』(宝島社)など。
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