KAT-TUNに波乱?元メンバー田口淳之介が”掟破りの活動再開”

デイリーニュースオンライン

1人、1人とメンバーが去って行った
1人、1人とメンバーが去って行った

 活動休止中のKAT-TUNにさらなる苦難が訪れた。今年3月にグループを脱退したはずの元メンバー田口淳之介(30)がソロ活動を再開するというのだ。

「KAT-TUNはそもそも突然の田口脱退にともない、『今後について模索する』という理由で活動休止を余儀なくされている。それなのに、原因を作った張本人はのうのうとオフィシャルファンクラブを立ち上げ、11月にはソロシングルも発表するという。活動再開は計画的だったようで、メンバーの胸中は複雑でしょう」(芸能ライター)

 これについてテレビ関係者はこう語る。

「田口はもともとTBS系のバラエティ『所さんのニッポンの出番』に出演していましたが、彼の脱退・ジャニーズ退所にともない、同じグループの中丸雄一(32)がその穴を埋める形で入りました。中丸はロケにも積極的に出て田口を上回る活躍を見せていましたが、それは『同じメンバーだった者として、責任を果たしたい』という気持ちもあったでしょう。しかし結局、活動を再開させるという田口を、中丸はどう思うのでしょうか? とはいえ、この番組も9月13日に打ち切りになりますが」

 もちろんファンも「田口のことは応援したいが……」という複雑な心境にあるだろう。

■小嶺麗奈の親の介護ではなかった?

 そもそも田口が脱退した理由は、交際相手によるものとされてきた。

「一部報道では当初、田口が抜けたのは彼女である女優の小嶺麗奈(36)の親の介護のためと言われていました。しかしそれは悲しいかな、誤解だったようです。彼は単にグループを辞めたかったんでしょうか」(芸能記者)

 だが、KAT-TUNは活動当初は順調そのものだった。

「デビュー4年目の2005年、亀梨和也(30)と赤西仁(32)が出演した『ごくせん』第二シリーズが全10話すべて平均視聴率25%を記録。最終回も32.5%をマークし、グループの知名度向上に一役買いました。さらに2006年、メジャーデビューする前に早くも東京ドームでライブを開催。CDデビュー前のアーティストが単独で東京ドームでライブしたのは史上初の快挙でした」(前同)

 歯車が狂い始めたのは2010年。赤西が「方向性の違い」から脱退。その3年後、日ごろの素行に問題があったとして田中聖(30)が脱退。さらに3年後の今年2016年、田口が脱退し、同事務所も退所。こうして3年ごとにメンバーが減り、今はジャニーズの中でも異色の3人グループとなってしまった。正直、グループの体をなしておらず、いつ解散してもおかしくない。

 彼らのデビューシングル「Real Face」。その歌詞に「ギリギリでいつも生きていたいから」とあるが、どうしてこうもKAT-TUNは“ギリギリの状況”が続くのであろうか。このあたりを、今の田口に聞いてみたいところだ。

文・海保真一(かいほ・しんいち)
※1967年秋田県生まれ。大学卒業後、週刊誌記者を経てフリーライターに。週刊誌で執筆し、芸能界のタブーから子供貧困など社会問題にも取り組む。主な著書に『格差社会の真実』(宙出版)ほか多数。
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