SMAPラストはやはり紅白?水面下で出演交渉が始動か
3か月後に迫る『NHK紅白歌合戦』に関して、SMAP周辺がざわつきをみせている。この夏、大型音楽特番への出演をことごとく辞退してきたSMAPだが、紅白出場の見込みはあるのだろうか。一部ではNHKサイドは打診しているものの、ジャニーズ事務所は現状「100%ない」という見解を示しているという情報もある。
こうした話が浮上する中、紅白の司会においてもSMAPにゆかりのある人物が浮上しているようだ。中でも有力候補とされているのが、タレントのタモリだ(71)。先月28日の『東京スポーツ』では、タモリ自らがNHKスタッフに司会の申し入れをしたと報じている。
SMAPとタモリといえば、2014年の紅白を回想するファンも多いはずだ。この時メンバーは、審査員を務めていたタモリのもとに向かって座りこみ、歌を披露する様子が放送された。こうした背景もあることから、NHKとしても“SMAP最後の晴れ舞台”をもう一度タモリと飾ってもらいたい、という思惑もあるのかもしれない。
また、タモリの司会抜擢理由には、各メンバー間との繋がりが大きく起因しているようだ。香取慎吾(39)や草なぎ剛(42)は、タモリとプライベートにおいても交流があると伝えられている。また、中居正広(44)はタモリに「(自分の)後継者にしたい」とも言われているほどだ。こうしたことからも、タモリにはSMAPとNHKを結ぶ懸け橋となってくれることに大きな期待が寄せられているようだ。
■賛否呼ぶ紅白司会の起用候補
その一方で、司会抜擢が水面下でささやかれているのが明石家さんま(61)だ。さんまとSMAPとの繋がりも大きく、メンバーとは『さんま&SMAP!美女と野獣のクリスマススペシャル』(日本テレビ系)で長年共演している。さらに各メンバーともコンビを組み、木村拓哉(43)とは『さんタク』(フジテレビ系)、中居とは『27時間テレビ』(同)で共演。特に『27時間テレビ』では解散発表前のSMAPについて、率直な意見を中居にぶつける姿勢が話題を呼んだ。
しかしさんまの起用に関しては、反対や不安の声も大きいようだ。
「さんまと生放送、そしてNHKという取り合わせが悪いという見方が業界内では挙がっています。またファンの間でも今年の『27時間テレビ』での言動や、自身の番組でたびたび“SMAP通”ぶる姿がひんしゅくを買っているのも事実です」(芸能関係者)
また、SMAPの紅白出場そのものを嫌う声もあるのだとか。
「『見世物にされるだけなら見たくない』『さよならステージはつらい』といった声が挙がっているようで、中にはジャニーズ事務所に直接要望を送るファンもいるみたいですよ」(芸能関係者)
SMAP最後の大晦日を、メンバーはどこで迎えるのだろうか。
- 文・海保真一(かいほ・しんいち)
- ※1967年秋田県生まれ。大学卒業後、週刊誌記者を経てフリーライターに。週刊誌で執筆し、芸能界のタブーから子供貧困など社会問題にも取り組む。主な著書に『格差社会の真実』(宙出版)ほか多数。