脳に悪影響!4時間以上のスマホ使用で学習効果が消滅すると判明 (2/3ページ)

Suzie(スージー)

脳科学的に見ると、これは「前頭葉の活動低下」が引き起こされている可能性が高いそう。

テレビを見たり、ゲームをしたりすると、物事を考えるときに使う脳の前頭前野という部分の働きが低下することがわかっていますが、それと同じことがスマホの使用でも起こっているのではないかということです。

テレビを見たり、ゲームで遊んだりした後30分~1時間くらいは前頭前野が十分に働かず、この状態で本を読んでも理解力が低下してしまうというデータもあるのです。

実際に感じたことのある人もいるかもしれませんが、LINEなどの通信アプリを使っていると勉強に集中することができなくなります。

勉強をしようと思っても頻繁にメッセージが来たり、自分が送ったメッセージに返信があるかどうかが気になったりして集中が妨げられてしまいます。

パソコンでの単純な作業中にLINEの通知音が鳴った場合と、アラーム音が鳴った場合で比較する実験を行ったところ、LINEの通知音が鳴ったときのほうが集中力が途切れやすいという結果が出ました。

アラーム音なら無視することもできますが、LINEの通知音が鳴れば「どんなメッセージがきたのだろう?」「早く返信しなければ」など色々な考えが頭に浮かんでしまいます。

特に思春期の子どもたちは、友達から仲間はずれにされることに不安を持ちやすいため、本来勉強に使うべき集中力が、LINEの方へ向かってしまいがちです。

さらに恐ろしいことに、パソコンやスマホを長時間使うことによって脳の形が変わってしまう可能性があるといいます。これらの機器の使用習慣の強さと、脳内の「前帯状回」という部分の小ささが関係していることは既に明らかになっています。

「前帯状回」は注意の集中や切り替え、衝動の抑制を行う機能に関わる重要な領域。LINEも長時間、習慣的に使用していると脳への悪影響が考えられます。

■子どものスマホ使用は1時間未満を心がけよう

子どものためにできる対策としては、子どもにスマホを持たせない、持たせることを考えている場合は導入を遅らせることが一番だといいます。

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