SMAPの後継者に嵐の名前があがらない裏事情
SMAPの解散が年内に決定し、世間が騒ぎになってしばらく経つ。ここでジャニーズウォッチャーたちの気になるところは、次の「ポストSMAP」が誰であるかだ。いま、SMAPの次に国民的アイドルに成り上がろうとしているのが、嵐だ。
嵐は10月26日にオリジナルアルバム『Are You Happy?』をリリースするなど、マイペースに活動を続けている。だが、嵐は、よくも悪くも、SMAPの後継者ではありえないというのが、ジャニーズを長年見てきた芸能関係者の見方だ。
「嵐は、小粒過ぎます。ドラマに出たり、バラエティに出たり、ニュース番組をやってみたりするのですが、いまいち存在感がない。ここだけの話、SMAPのメンバーとはオーラが違うというのが嵐に対する芸能プロの見方です。オーラは、練習して身につくものではない。天性のものです。それがあったのがSMAP、ないのが嵐ですね」(芸能関係者)
また、ビジュアル面でもSMAPには劣るという。
「背が低すぎるんですよ。特に二宮和也(33)と大野智(35)。ふつうの俳優陣と比べて、華がなく、身長も低い。舞台映え、という点でマイナスです。SMAPは、草なぎ剛(42)や稲垣吾郎(42)という本当の演技派がいましたが、嵐はそこまでは至らない。美形の松本潤(33)も、顔が濃すぎるので女性から敬遠されています。小さい頃はほんとうに美少年で、ジャニーさんの肝いりで嵐入りした松本も、加齢とともに劣化しています。SMAPが年齢とともに渋みを増したのとは逆に、嵐はどんどん老けていく。これではちょっと、ポストSMAPは難しいですね」(前出・芸能関係者)
嵐には、良いところはないのだろうか? ジャニーズに詳しいライターに聞いた。
■嵐がSMAPより良い点とは?
「嵐の良いところ? ありますよ、それは、仲が良いところです。不仲説もありますが、私が見る限り、今は安定しているように思います。なので、SMAPのような喧嘩別れは当分ないかと。ファンもその点は安心して見ているのではないでしょうか。もちろん、将来のことは誰にもわかりませんが、今のところ確執はないですし、しこりになりそうな芽は、早期に話し合って摘んでいるようです」(ジャニーズに詳しいライター)
気になるSMAP後継者問題。嵐は“国民的アイドル”という呪縛にとらわれず、グループらしさを大切にするほうが良いのかもしれない。
- 文・佐々木浩司(ささき・こうじ)
- ※1980年群馬県生まれ。スポーツ誌の契約記者を経てフリーに。現在は主に、週刊誌やビジネス誌で活動中。得意分野は芸能、プロ野球、サッカーなど。主な著書に『洗脳のすべて』(宝島社)など。