NEWS・増田貴久“デート報道”にみるジャニーズスキャンダルのウラ側
NEWSの増田貴久(30)の「餃子デート」を6日発売の『週刊女性』(主婦と生活社)が報じ、波紋を呼んでいる。同誌によると増田貴久は先月23日、20代前半らしき女性と一緒に、都内の人気餃子店を来訪。パンクロック風の出で立ちをしたその女性と、ダメージジーンズ姿にピンク色に髪を染めた増田は、まさにお似合いだったと伝えている。
ツーショット写真が掲載されていないことと、これまでこうした熱愛報道に縁がなかった増田だけに、ネット上では「本当に増田なのか?」「まっすーは用心深いからそんなことしないだろう」など、ファンの中にはこの報道を怪しむ声もあるようだ。そして、「この人物が増田ではない」という証拠探しが、ファンの間で行われているという。
ちょうどこの頃は、同番組の司会の一人であった俳優の高畑裕太(23)が逮捕されたばかり。この日増田は『24時間テレビ 愛は地球を救う』(日本テレビ系)の生放送が4日後に控えていたため、同番組の番宣要員としていくつかの番組に生出演していた。また先月22日の時点で、増田の髪色はピンクではなく茶色だったというのだ。さらにTwitterでは、おかしなことが話題になっているという。
とあるTwitterユーザーから「(餃子デートの増田と思わせる人物は)もしかしたら自分のことかもしれない」と主張する者があらわれたのだ。この人物は本人曰く、増田をリスペクトしているとのこと。髪もピンク色で一時期の増田にそっくりなのだという。この「そっくりさん」の登場は、さらにファンを安心させたようだ。
こうしたNEWSのファン、いわゆる「パーナ」達の地道な捜索が有力な情報として出回り、パーナの間では「これは増田ではない」という結論に至り、事態は収束を迎えているという。
しかしある芸能関係者によると、「出来過ぎだ」と言う声もあるようだ。
■タイミング良くあらわれる「そっくりさん」
「ジャニーズのスキャンダルが発覚すると、今回のように一部ファンが証拠探しに奔走します。タイミングよく出て来たこの人物も、仕込みな感じが否めません。別人説を拡散させるのは芸能界では常套手段ですからね」(芸能関係者)
事実、別人説の浮上で話題を呼んだのは、今回だけではない。今年4月にジャニーズWESTの藤井流星(23)が、週刊誌で未成年飲酒・喫煙報道が報じられた際も同様だった。
この報道を受けたファンたちが、今回と同じようにネットを駆使した徹底的な証拠探しに躍起になっていた。その結果、やがてTwitter上にはこの人物は藤井ではなく、若手俳優の井深克彦(29)だという説が拡散されることとなったのだ。結局真相は明らかになっていないが、あまりにも過剰な行動に他タレントも困っているという。
「顔写真の比較画像を掲載するのはもちろんのこと、中には井深のTwitterアカウントに突撃するファンもいました。こうしたファンの行きすぎた証拠探しで、関係のない人物まで巻き込まれてしまう事態に呆れ返っている状況です。今後とばっちりを食らったタレントが、SNSアカウント停止にまで追い込まれる可能性もありますね」(前出・関係者)
ファンを味方につけることで成立するアイドルにとって、過剰な反応を見せるファンは“諸刃の剣”だ。それを加味した上でコントロールできるようにしなければ、芸能人としての生き死にに関わる問題にもなってくるかもしれない。
- 文・佐々木浩司(ささき・こうじ)
- ※1980年群馬県生まれ。スポーツ誌の契約記者を経てフリーに。現在は主に、週刊誌やビジネス誌で活動中。得意分野は芸能、プロ野球、サッカーなど。主な著書に『洗脳のすべて』(宝島社)など。