辻仁成も!「シングルファザー」の芸能人は、意外に多かった!?

日刊大衆

辻仁成も!「シングルファザー」の芸能人は、意外に多かった!?

 2016年8月、TOKIOの山口達也(44)が5歳下の妻と離婚したことを発表。二人の息子の親権は元妻が持ち、山口が養育費などを負担するそうで、「子どもにかかるお金はすべて自分が出す。パンツ一枚から買います」と明かした。慰謝料については、元妻から「いらない」と告げられたそうだ。

 山口のケースのように未成年の子どもがいる夫婦が離婚する場合、厚労省の統計によると母親が親権をもつケースは80%を超えている。しかし、芸能界には男手ひとつで子どもを育てているシングルファーザーだっているのだ。刑事ドラマなどで活躍した俳優の大浦龍宇一(47)は2000年に一般人の女性と結婚。3年後に長男の主之和(すのわ)くんが誕生したものの、2007年に離婚。当初、親権は元妻にあったが、自営業を切り盛りしながらの育児は難しかったことなどもあり、2011年4月に大浦が引き取った。当時、大浦は仕事上のトラブルから借金をかかえていたそうで、家賃7万8500円の6畳一間のアパート暮らしだった。2013年12月発売の大浦の著書『シンパパ!』(青志社)によると、俳優業を続けながらの育児は厳しく、自分の帰りが遅いとき、近所の人たちが預かってくれたり、アパートの大家さんに気遣ってもらっていたらしい。また、料理の経験はほぼゼロだった大浦だったが、長男は食が細く、なんとかして食べてくれるよう工夫する必要があったため、キャラ弁に挑戦。これで料理の腕もアップしたそうだ。

 白塗りメイクの着物の太夫姿、「チクショー!!」とわめくギャグで一世を風靡したコウメ太夫(44)は、2005年、『エンタの神様』(日本テレビ系)に出演してブレイク。2007年2月に作家の泉美木蘭(39)と結婚し、長男をもうけたが2年後に離婚した。幼かった長男は彼が引き取ったが、芸人としての仕事は月4~5本で親子二人が生活するのは厳しいいため、実家に身を寄せながら生活している。自身のブログには子どもの食事の世話や、幼稚園に通うためのいろいろな準備、息子の誕生日を親子で祝っている様子などが見られ、シングルファザーとして健闘しているようだ。ただ、他の一発屋芸人と違うのが、ブレイク時の高額なギャラを賢く使っていて、貯金していた5000万円でアパートを一棟丸ごと購入。その月々の家賃収入が35万円ほどあるので、親子二人なら十分に暮らしていけるのだそうだ。

 作家、ミュージシャンの他、映画監督や演出家と多彩に活躍している、辻仁成(56)は2002年に歌手で女優の中山美穂(46)と結婚したが、2014年7月に離婚してバツ3となった。当時10歳になっていた息子、十斗(じゅうと)くんの親権は辻が持つことになり、現在もパリで二人暮らしを続けている。辻は母親がいない寂しさを感じさせないよう、息子との生活を大切にしているそうで、その様子は彼のSNSにアップされている写真からもうかがえる。特に料理は栄養バランスと盛りつけの美しさにこだわっていて、彼のファンだけでなく主婦層から子どもを持つ父親世代たちにも好評なのだ。今年4月には女性誌で2年にわたって連載していた料理エッセイをまとめた、初のレシピ本『パリのムスコめし 世界一小さな家族のための』(光文社刊)を出版。紹介されているレシピは豪華なフレンチから、シンプルな和朝食やトースト、男の料理らしいガッツリ系などバラエティに富んでいる。パリでの食材集めもようやく慣れてきて、市場では顔なじみが多いそうだが、手に入らない食材はなるべく自力で作るようにしていて、なんとみそまで自宅で作っているらしい。

 家事の経験がほとんどなかったのに、一人で子どもを育てるのは大変なことだろう。彼らの努力や工夫が、子育てに奮闘しているシングルファザーたちの励みになればいいのだが……。

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