これが「日本のドン」の闇豪腕だ!<内田茂・前自民都連幹事長>(2)森喜朗氏とは頻繁に会う仲 (2/2ページ)

アサ芸プラス

自民党幹事長だった森氏は『公明党が同調しやすいように』と、明石康氏(85)を推薦した。当時の都議会は公明党の藤井氏が牛耳っており、配下だった内田氏も蜜月の関係を築いてきた。森氏と昵懇の仲である大成建設が新国立競技場建設を受注したのは、2人の親密な関係を示す証拠とも言われている」(自民党幹部)

 東京五輪に暗躍する2人のドン。政界では長年不穏な話が流され続けている。

「2人は石原都政時代から、息子・伸晃氏を都知事に据えようと画策していた。慎太郎氏は内田氏に頭が上がらないから、息子も取り込みやすいと考えたんだろう。9月28日から始まる都議会では小池都政に反発していくだろうが、今回辞任したものの、都連会長という立場にまで伸晃氏を押し上げた今こそ、絶好の好機とにらんでいるようだ」(前出・自民党幹部)

 小池都政との協調を模索し始めた安倍政権にとって、全てが水泡に帰しかねない頭の痛い話である。

「自民党は年長者の名誉を守る保守体質で、進退には口を出さないのがルールです。これに逆らったのが小泉純一郎総理(74)。03年、中曽根康弘氏(98)に引退勧告を行いましたが、重鎮の反発を招き、権力が大幅に低下した。これを目の当たりにしてきた安倍総理も森氏に口出しはできません。もちろん、森氏もそれをわかっています」(藤本氏)

 魑魅魍魎が跋扈する政界を生き抜いてきたドン2人が抱える闇は底知れない。

「これが「日本のドン」の闇豪腕だ!<内田茂・前自民都連幹事長>(2)森喜朗氏とは頻繁に会う仲」のページです。デイリーニュースオンラインは、週刊アサヒ芸能 2016年 9/22号内田茂森喜朗東京五輪自民党社会などの最新ニュースを毎日配信しています。
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