大物が集結、秋ドラマは「主題歌」がスゴイ!
10月に入り、秋ドラマの放送がいよいよ迫っている。原作や脚本、出演者などに注目が集まっている中、今クールのドラマは「主題歌がすごい」とドラマファンの間で話題になっている。
木曜22時放送の天海祐希(49)主演のドラマ『Chef~三つ星の給食~』(フジテレビ系)。天海演じる三ツ星レストランの天才女性シェフ・星野光子が、ひょんなことから“学校給食”の世界に飛び込むことになり、レストランとは違う学校給食の壁にぶつかりながらも立ち向かう姿が描かれる。そんな女性の強さ、繊細さ、しなやかさを表現するテーマ曲『Smile for me』を歌うのが、松任谷由実(62)だ。
ドラマのために書き下ろした同曲に対して松任谷は、「“ハンサムウーマン”天海祐希さんのパワーとともに、この歌があなたの心を強くして、大切な誰かとの絆を、やさしく見つめるチャンスになったらうれしいです」とマスコミに向けてコメント。松任谷がドラマの主題歌を担うのは2013年に放送された『ダンダリン 労働基準監督官』(日本テレビ系)以来、3年ぶり。『誰にも言えない』(TBS系)、『春よ、来い』(NHK)など、数々の名作ドラマの主題歌を歌ってきた松任谷だけにドラマファンからの期待も高いようだ。
また、土曜23時40分放送のドラマ『とげ 小市民 倉永晴之の逆襲』(フジテレビ系)も楽しみだ。田辺誠一(47)がストレスフルなサラリーマンを演じ、次々と起こる事件に翻弄されるという今作で、主題歌を手がけるのは「BEGIN」。主題歌はドラマに合わせて、働く大人を元気づけ、応援する曲になっているという。実はBEGINがドラマ主題歌を歌うのは1999年の『温泉へ行こう!』(TBS系)での『愛を捨てないで』以来17年ぶり。この発表に「ドラマでBEGINの声が聞けるなんて嬉しい!」とファンは歓喜している。
10月期のドラマはBEGINの他にも、NHK朝の連続テレビ小説『べっぴんさん』の主題歌を「Mr.Children」が務めるなど、意外なミュージシャンが起用されるケースが多いことで話題になっている。中でもファンの注目を集めているのが、今年1月に再結集し、新たなスタートをきった「THE YELLOW MONKEY」だ。
イエモンは、菅野美穂(39)主演の新ドラマ『砂の塔~知りすぎた隣人』(TBS系)に、新曲『砂の塔』を書き下ろしたことが明らかになった。金曜22時に放送される同作は、タワーマンションを舞台に繰り広げられる、現代社会の裏側とミステリーを掛け合わせたオリジナルドラマ。『夜行観覧車』『Nのために』など、同枠のサスペンスドラマを多く手がけてきた塚原あゆ子が演出するとあって、制作発表時から注目を集めていたが、イエモン再結集後の初シングルが主題歌に起用されるとあって、ロックファンからの期待も高まった。イエモンが主題歌を担当するのは、1997年に放送された『職員室』(TBS系)での『BURN』以来19年ぶり。ボーカルの吉井和哉(49)も「この曲は現時点での集大成だと感じています」とマスコミに向けて語っており、ドラマ内で流れるのが待ち遠しくなるばかりだ。