SMAPは過去の産物扱い?嵐だらけのNHK”五輪特番”に賛否

デイリーニュースオンライン

Photo by KkleinRN
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 10日に放送される特別番組『東京2020 12時間スペシャル→2020』(NHK)のフィナーレを、人気ジャニーズグループ・嵐が飾ることが発表された。同番組は4年後に行われる東京オリンピック・パラリンピックに向けた特集番組。約12時間に渡り放送される番組のトリを飾るという。

 またメンバーの櫻井翔(34)は、自身がレギュラーを務める『NEWS ZERO』(日本テレビ系)で、数年前から車いすバスケの取材を行っており、来年1月放送のドラマ『君に捧げるエンブレム』(フジテレビ系)でも、自身が車いすバスケ日本代表選手を演じることが決定している。嵐が東京オリンピック・パラリンピック関連の仕事を担う動きが見られているこの状況に、SMAPのファンが怒り心頭のようだ。

 SMAPは昨年11月に、日本財団が運営する「パラリンピックサポートセンター」の応援サポーターに就任。関連イベントや競技大会に出席するなど、2020年の開催に向けて全面協力を宣言していた。しかし、解散発表によってグループでのサポート活動は実質不可能となってしまった。

 全世代に知られているSMAPの知名度を頼って依頼した応援サポーターだったが、意外な形で期待を裏切られた結果となってしまった。サポートセンターは「メンバーが個人活動に切り替わっても活動に協力してほしい」という意思を示しているが、解散報道に揺れるSMAPファンには、こうした呼びかけはなかなか届きにくいという。

 ネット上ではSMAPファンが、今後パラリンピック関連のイベントが嵐へと切り替わりつつあることについて、「このタイミングの(パラリンピック特番での)嵐起用はあからさまに狙ってるとしか思えない」「嵐が嫌なわけではないけど、これじゃSMAP潰しでしょ」といった声が挙がっている状態だ。現在一部で挙がっているこうしたSMAPファンの声は、嵐ファンに怒りが飛び火しており激化も予想されるという。

■ファン同士のバトルの場はさらに激化?

「もともとSMAPファンは嵐ファンに対し、あまり印象を抱いていないようです。とくにSMAPの解散騒動時も、“SMAPファンはARASHIANS(嵐ファンの俗称)が守る”といったタグがTwitter上で広がり、大騒動となりました。SMAPを嵐の兄貴分として立てるファンもいる一方、嵐が事務所で絶対的地位を誇っていると主張するファンもいるようです」(芸能記者)

 そういった嵐ファンの誤った言動が、SMAPファンのみならず他のグループファンの怒りを買っているようだ。しかし、今回のパラリンピック問題については、もはやSMAP・嵐のファン同士の問題ではないところまで広がるという声もある。

「一番影響を受けるのがテレビ局ではないでしょうか。これまでSMAP騒動のときも、紅白の出場などでテレビ局に電話が押し寄せるということがありました。今後もパラリンピック関連の話題があがるたび、ファンから連絡が行くかもしれません。これまではSMAPファンだけでしたが、今度は嵐ファンからの問い合わせも増えそうです」(前出・記者)

 一部ファンの予想の範囲を超えた横行に、事務所の運営スタッフも手を焼いているようで、もはや事態は収集がつかない状態となっているようだ。現在最も疲弊しているのは、メンバーやファンでもなく、両者板挟みになっている運営サイドなのかもしれない。

文・阿蘭澄史(あらん・すみし)
※1974年滋賀県出身。フリー記者。某在京スポーツ紙の契約記者を経て、現在は週刊誌等で活躍中。主な著書に『真相!アイドル流出事件簿』(ミリオン出版)、『事務所をクビになった芸能人』(竹書房)、『芸能人のタブー』(宙出版)など。
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