ツアー日程が不自然?SMAP解散余波で相次ぐ”代打・嵐”のウラ事情

デイリーニュースオンライン

Photo by Marc Veraart
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 11月11日から嵐のドームツアー『ARASHI LIVE TOUR 2016‐2017 Are You Happy?』がスタートするが、ファンからは疑問の声が挙がっているという。今ツアーは11月と12月に3日間ずつ、東京ドーム公演が組まれるなどファンにとっても嬉しい日程となっている。だが実情は、今回組まれた11月の東京ドーム公演は、SMAPの25周年コンサート中止によって急きょ組まれた、しわ寄せの“代打”だったというのだ。

 ジャニーズは、コンサート予定の会場を2年先まで押さえていると言われている。今年は当然、SMAPの25周年を盛り上げるべく2年前からコンサートの準備をしていた。しかし、25周年というタイミングでありながら年内の解散を宣言し、メンバー達自身もやる気はないということもあり、コンサートの開催は白紙状態となった。そこで、嵐に白羽の矢が立ったのだという。

「同じ会場で、3デイズを2回別の日程で行うことなど、異例中の異例。嵐ファンの間でもこんな日程今までなかったと噂が広まったことから、報道前に既にSMAPの代打だと気づかれていたようでしたね。この代打扱いには、嵐ファンから心外の声が噴出しています。逆にSMAPファンの間でも嵐が出番を奪ったとなっているようで、お互いのファンが、ジャニーズに難癖をつけ合っている状況です」(芸能関係者)

 SMAP解散の余波を意外な形で被った嵐。メンバーからしても、事務所の穴を埋める形で駆り出されているわけだから、文句を言われる筋合いはないはずなのだが。

 解散の悲しみが怒りに変わりつつあるSMAPファンからしてみれば、何だって矛先になりえるのだろう。しかし嵐は、SMAP解散以後のジャニーズを支えるべく、引き続きSMAPの穴埋め的に起用され続けるという。

■低迷するフジの尻ぬぐいか

「SMAP解散が決定したことで、フジテレビは『SMAP×SMAP』の年内での放送終了を決定しています。同時に、これまでの人気ドラマ枠であった“月9”の撤廃も検討されている。昨今の月9は、低視聴率連発で、他局に完全に押し負けていますからね。これを機に、思い切ってその『SMAP×SMAP』の枠に、ドラマ枠をもってきて再び勝負をかけようと局側は考えているようです」(テレビ局関係者)

 来年4月の月9枠には、既に嵐メンバーの主演が内定していたという。しかしこの改編が決まれば、必然的に枠も“月10”へと移ることになる。そればかりか、穴の開いた“月9”枠にも、嵐がドラマとは違った企画で起用されるのではという噂も囁かれているという。

「月9枠には新たにバラエティが組まれるようですが、その穴を埋められるのは嵐しかいない。しかし、他局に惨敗続きの月9枠とあっては、嵐メンバーが出演とあっても苦戦は必至。SMAPの穴埋めだけでなく、フジ低迷の尻拭いまでさせられるとあって、業界内からは同情の声まで挙がっています」(前出・テレビ局関係者)

 嵐ファンからすれば、露出が増えるのは喜ぶべきことであるはずなのだが、理由が目に見えているだけに心中複雑なようだ。このままでは、ファンのジャニーズへの不満が爆発し、ファン離れをも招きかねない。ジャニーズの「代打・嵐」作戦も、全てにおいて通用するわけではないだろう。嵐がSMAPのような道を辿らぬよう、ジャニーズは若い芽をもっとに大切扱うことを願うばかりだ。

文・佐々木浩司(ささき・こうじ)
※1980年群馬県生まれ。スポーツ誌の契約記者を経てフリーに。現在は主に、週刊誌やビジネス誌で活動中。得意分野は芸能、プロ野球、サッカーなど。主な著書に『洗脳のすべて』(宝島社)など。
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