ジャニーズと”共演NG”が続出?山田涼介「月9」惨敗の波紋広がる
10月17日より放送がスタートした、Hey! Say! JUMPの山田涼介(23)が主演を務める月9ドラマ『カインとアベル』(フジテレビ系)の初回放送の平均視聴率が、8.8%であることが18日わかった(ビデオリサーチ調べ・関東地区・以下同)。この初回視聴率は、昨年7月に同時間枠で放送された『恋仲』の9.8%を下回り、月9最低視聴率を更新。期間平均視聴率が月9最低となった春ドラマ、『ラヴソング』でさえも初回視聴率は10.6%を記録しているだけに、周囲からはこの不調さにため息が聞こえているようだ。
本作は、旧約聖書の兄弟物語『カインとアベル』が原案で、仕事や恋に悩むヒューマンラブストーリー。その中で山田は、兄と比較されて何をやっても認めてもらえない主人公を演じている。
「夏の月9ドラマ『好きな人がいること』は、恋愛テイストを全面的に押し出したライトなドラマでしたが、今回の月9はこうしたラブストーリー要素を押し出すことはなく、骨太さを重視したなストーリーが描かれるようです。主演の山田も落ち着いた演技を見せているため、視聴者にもじっくりと良さが浸透していけばいいのですが」(芸能記者)
山田にとっては、フジテレビのドラマ出演は2008年のスペシャルドラマ『古畑中学生』以来となる。同局の中でも花形枠の月9において、序盤からあやしい雲行きでスタートした『カインとアベル』だが、キャスティングが非常に難航したという情報が伝えられている。特にヒロイン役に関しては、決定にかなり時間を要したという。
■相次ぐスキャンダルでジャニーズとの共演NGの事務所が続出?
ヒロイン役は当初、戸田恵梨香(28)が演じる予定だったとも言われていたという。しかし戸田は現在、情報バラエティ『#ハイ_ポール』(フジテレビ系)内で放送されているショート・ドラマ「タイムパトロールのOL」に出演中だ。
「このドラマは深夜番組ですが、戸田にとっては馴染みのあるスタッフが制作に関わっています。そういうこともあり、今回月9のオファーは断ったと言われていますが、その裏には、ここ最近の月9の低視聴率を意識したのではという声もあります。ここで出演して視聴率が芳しくなければ、自身に“低視聴率女優”のレッテルがつきますからね」(前出・芸能記者)
初回の低視聴率ぶりをみると、もしかすると戸田の判断は賢明だったのかもしれない。また、戸田に限らず多数の事務所からオファーを断られた理由には、共演する人物がジャニーズ事務所の山田であったことも大きいようだ。
「ジャニーズ事務所といえば、現在特にスキャンダルが発覚し週刊誌を賑わせています。さらにHey! Say! JUMPは、メンバーの伊野尾慧(26)や、中島裕翔(23)が熱愛スキャンダルをすっぱ抜かれてしまった。山田自身も名前こそ出ていませんが、ある報道に関して疑惑の目が向けられています。こうした報道が度重なったことでも、他事務所からのジャニーズの心証を悪くしているようです」(前同)
ジャニーズ事務所はこれまでスキャンダルが起きると報道機関に圧力をかけ、徹底した火消しが行われていた。しかしこうした力も、徐々に弱まりを見せているのかもしれない。
今後も所属タレントのスキャンダルが続発した場合、ドラマ主演枠を獲得することは困難となりそうだ。
- 文・佐々木浩司(ささき・こうじ)
- ※1980年群馬県生まれ。スポーツ誌の契約記者を経てフリーに。現在は主に、週刊誌やビジネス誌で活動中。得意分野は芸能、プロ野球、サッカーなど。主な著書に『洗脳のすべて』(宝島社)など。