指原莉乃ほか、芸能人は“殺害予告”に戦々恐々!?
音楽プロデューサーで作詞家の秋元康(58)に対し、まとめサイトやツイッターで殺害予告した疑いで、9月28日、大阪市に住むアルバイトの男性(39)が警察に威力業務妨害で逮捕された。男性は今年6月8日深夜、自らのスマホからツイッターで「(秋元康が男性への)ストーカー行為をしている」「秋元か秋元に関わるアイドルを襲撃する」と投稿。その後、新潟市内で行われた「第8回AKB48選抜総選挙」の会場をはじめ、複数のイベント会場の警備の強化を余儀なくさせた。男性と秋元とは面識がなく、自宅からは秋元がプロデュースしたアイドルのグッズが押収されていて、警察は詳しい動機を調べているそうだ。
今回の秋元康以外にもインターネット上での有名人に対する殺人予告は多く、逮捕に至るケースも続出している。お笑いタレントのふかわりょう(42)は2014年10月に更新した自身のブログで、半年以上前からツイッターやフェイスブックで脅迫まがいの書き込みを繰り返されていたと告白した。ブログは「取り返しのつかないことになる前に。」というタイトルで、「(メッセージの内容は)概ね、“殺害したいほど憎い”といったものです。ログインするたびに24時間体制で送り続けてきます。血まみれの手首の写真を送ってくることもあります。“抱っこ”と甘えてくることもありますが、基本的には“殺害願望”です。もちろん、お会いしたことはありません」などと明かされていた。送り主は川崎市に住む30代の女性で、ふかわのファン。当初、ふかわはユーモアを交えてコメントを返していたが、恐怖を感じるようになり、2014年末に警察へ被害届を提出。逮捕された女性は「やったことは間違いない」と容疑を認めていたが、意味不明な言葉を繰り返し発していたそうだ。
かつて“ブログの女王”と呼ばれていたタレントの眞鍋かをり(36)は、青森県に住む無職の男性(41)から自身のブログやツイッターで殺害予告されていた。男性は眞鍋とは一切面識はなかったのだが、ツイッターの投稿は数年前から始まっていて、「お前が俺のことを好きなんじゃないか? と察するようになってからもうずいぶん経っている。あの心の繋がりは伊達じゃない」「お前のわがまま恋愛には俺はつきあってられない」などと、一方的に思いを募らせ、「眞鍋のブログにコメントしたのに無視された」「俺が好きなら今の彼氏をぶっ殺せ。このままなら俺がぶっ殺すから。貴女もね」とエスカレートしていった。2014年10月、眞鍋の所属事務所に男性から「謝罪しろ」などと脅迫の電話があったことで被害届を提出。男性は番号通知で電話していたため身元が判明し、間もなく脅迫の疑いで警察に逮捕された。
HKT48の指原莉乃(23)は2014年3月放送の『ワイドナショー』(フジテレビ系)に出演したとき、アイドルが刺されて重傷を負った事件の話題になると、「私自身にもありえる話ですよね」と神妙な表情で発言。「ツイッターで“死ね”と言われる。1日100件は言われてる」と告白し、自身に恋愛スキャンダルがあったことから「いつ殺されてもおかしくない」と覚悟していると打ち明けていた。また、昨年9月に同番組へ出演したときも、お笑いコンビ、ウーマンラッシュアワーの村本大輔(35)がかつて「殺すぞ」と脅されたことがあったと明かすと、指原は「私と村本さんは、そうされてもしょうがないことしてるじゃないですか?」「私はだから我慢してる」とコメントし、村本から「指原さんはそういうことがあったかも分からないんですけど、僕は一切ないですから」と否定されたのだが、「(私と)同じくらい」と言い返していた。
会ったこともない相手から殺害予告されるなんて、いくら人気商売の芸能人でもたまったものではない。予告ならともかく、元AKB48の川栄李奈(21)とAKB48の入山杏奈(20)が握手会でノコギリで切りつけられたように、実行してしまう恐れだってあるのだから……。