三代目JSBのレコ大”1億円買収”も懲りず?「今年はAAAで決定」と関係者

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LDHの買収劇が明るみになった
LDHの買収劇が明るみになった

 日本レコード大賞の買収疑惑を『週刊文春』(文藝春秋)が報じ、大きな波紋を呼んでいる。同誌は、2015年末に同賞を受賞した三代目 J Soul Brothers from EXILE TRIBEについて、彼らの所属事務所・LDHが大手芸能事務所・バーニングプロダクションへ1億円もの上納金を納めていた“請求書の写し”を公開。これによって、もはや「日本レコード大賞」の存続にさえ注目が集まる事態となった。ところが、関係者によれば「報道が出てもなお、不正疑惑は止まらない」というから驚く。

「レコ大の不正疑惑に関しては、もはや一般人でさえ知るところになって久しい。ですが、『週刊文春』は昨年に三代目が大賞を受賞した内幕を、実名で告発しました。実は、今年もエイベックスが自社の所属グループ・AAAに、同じく大賞を受賞させる算段をつけていたんです。そこへきて、こんな記事が出てしまったとあって、エイベックスも当然今年は大人しくするだろうと思われたのですが……。実際はそのような気配は一切なく、現在でもエイベックス関係者は『今年はAAAですよ』と言い切り、審査委員への“接待”も続けているようです」(スポーツ紙記者)

 不正疑惑が取り沙汰される中での強気な姿勢には、「さすが大手と皮肉も言いたくなる」(前同)というが、あまりに世間ズレしすぎではないか。

■”ゴリ押し”以外の何物でもない?

 芸能関係者が語る。

「AAAはエイベックスの中でも、ライブ動員こそ上々の成績を記録しているグループではあるものの、肝心のCD売上は芳しくない。今年は6月に『NEW』、10月に『涙のない世界』と2枚のシングルをリリースしましたが、前者はオリコンの週間チャート最高3位、後者に至っては最高5位に留まり、両方とも初動売上5万枚を切っています。不正疑惑が世間に広まった今、それでもこの売上で受賞とあっては、“ゴリ押し”以外の何物でもない。疑惑がさらに強まることには、なんの抵抗もないのでしょうか」

 エイベックスの“強行”が続けば、さらなる“文春砲”が炸裂するかもしれない。今年の「レコード大賞」は、まったく違った意味で大注目を集めることとなりそうだ。

文・橘カイト(たちばな・かいと)
※1979年島根県生まれ。編集プロダクションを経て、フリーに。週刊誌などで芸能関係の記事を執筆。また、民俗学などにも精通し、日本のタブーにも数多く取材。主な著書に『真相!禁忌都市伝説』(ミリオン出版)ほか多数。
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