金正恩氏「住民見殺し」で平壌タワーマンションを優先 (2/2ページ)
住民見殺し
吉林省の延辺朝鮮族自治州の延辺日報によると、北朝鮮の咸鏡北道(ハムギョンブクト)会寧(フェリョン)市と国境の豆満江を挟んで向かい合う龍井市三合鎮で、被災者向け住宅69棟の建設が完了し、19日に被災者に引き渡された。
家の鍵を受け取った村民のリ・スンギさんは「洪水で家が潰れ、食べ物もなかったが、党と政府は食べ物と生活用品、臨時住宅も提供してくれた。新しい家にも40日あまりで入居できた」と喜んでいる。
中国では、災害に適宜に対処できなければ政権への不満が高まる。そのため、当局はインフラ復旧や住宅建設を急ぎ、国営メディアを使って実績を強調する。一方、最優先課題を間違えただけでなく失政をプロパガンダで覆い隠そうとする北朝鮮当局と金正恩氏は、民の恨みを買い続けている。