最新アルバムが売れてない?嵐の”人気低迷”を裏付ける数字データ

デイリーニュースオンライン

Photo by I Love Trees
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 嵐のアルバム『Are You Happy?』が、今月7日付のオリコン週間アルバムランキングで1位を獲得した。嵐のアルバム首位獲得は14作連続15作目。また「アルバム1位獲得連続年数」でも13年連続を記録し、ソロを含む男性アーティスト部門及び男女グループ部門歴代1位を更新した。

 こうした嵐の変わらぬ人気ぶりが伝えられる中、彼らをポストSMAPと呼ぶ声も大きい一方で、一部ではこうした華々しい話題の裏に“喜んでいられない事情”もあると言われている。オリコンでのランキングに関しては首位を誇る嵐だが、アルバムそのものの売り上げ自体は落ちていることが指摘されているのだ。

 今作売り上げは、発売直後の10月25日付のランキングで31.6万枚を記録した。だが、昨年10月発売の『Japonism』は初日から約41.3万枚売り上げており、マイナス10万枚の差が生じている。この部分に関係者は着目しているようだ。

「アルバムの売り上げは、作品ごとにペースが異なることが多い。タイアップの有無や作品のテイストが異なれば、ファンの好き嫌いも分かれますし、購買意欲も変わるでしょう。しかし、これまでの嵐の売り上げペースを考えると減速していることは否めません。ここにきて、ファンのグループに対する見方が変わってきているのかもしれませんね」(芸能記者)

 ファン離れの原因で考えられそうなのは、昨年の大野智(35)、今年の二宮和也(33)の熱愛報道。しかし、ファン離れの理由はそれだけではないようだ。

■熱愛は関係ない?求められる“グループ力”

「以前から松本潤(33)も井上真央(29)との交際説が浮上しているので、メンバーの熱愛報道が原因でファン離れが起こっているわけではないでしょうね。むしろ、彼らのパフォーマンスのマンネリ化に原因があるようです。特に彼らの冠番組での視聴率が低下しているのがそれを物語っています」(前出・芸能記者)

 バラエティを冠番組に持つジャニーズの中では、嵐は特段“アイドル”であることを重視する部分があるという。確かに彼らの番組の中では、体を張った企画やコント企画というものは存在しない。身体を張ると言っても、『VS嵐』(フジテレビ系)において、メンバーがアトラクションに挑む程度である。記者はこうした彼らの、目新しい部分のなさに気づいたファンが増えてきたのではと分析している。

 記者曰く、嵐はメンバー単独での活動では個性が見られるグループだという。俳優業では松本・大野が今年もドラマ視聴率に大きく貢献した。また二宮も俳優業で自身を活かせることができるタイプ。一方、櫻井翔(34)はキャスターの顔を持つこともあり、MCを担当する機会も増えている。そして相葉雅紀(33)は、嵐の中では唯一バラエティでキャラクターを活かせる貴重なメンバーだ。

「彼らがポストSMAPと言われつつもそこに踏みこめないのは、グループ全体として大味なところ。SMAPの真似をすることをファンは求めてはいないでしょうが、グループとして新しい事をはじめなければ、人気に影響を及ぼしてくるかもしれませんね」(芸能関係者)

 嵐は今月11日から、本アルバムを引っ提げたドームツアーを控えている。デビュー17周年を迎えた彼らだが、今新たな分岐点に差し掛かっているのかもしれない。

文・佐々木浩司(ささき・こうじ)
※1980年群馬県生まれ。スポーツ誌の契約記者を経てフリーに。現在は主に、週刊誌やビジネス誌で活動中。得意分野は芸能、プロ野球、サッカーなど。主な著書に『洗脳のすべて』(宝島社)など。
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