嵐だけじゃない?ジャニーズ全体に漂う「ファン離れ」の危機的兆候

デイリーニュースオンライン

Photo by Pixabay
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 今月3日に嵐がデビュー17周年を迎えた。11日には新作アルバム『Are You Happy?』をベースにしたドームツアー『ARASHI LIVE TOUR 2016-2017 Are You Happy?』がスタートする。オリコンのデイリーアルバムでは、発売初日から1位を獲得したニューアルバムだが、各種芸能ニュースでは「売り上げに難あり」と伝えている。その理由は初回の売り上げ枚数が、昨年発売のアルバム『Japonism』より落ちていることが原因だ。

『Japonism』は発売初日から41.3万枚売り上げるロケットスタートを記録した。それに対して今回の『Are You Happy?』は、先月25日付のランキングで約31.6万枚の売り上げと報じられ、10万枚も数字を落とすこととなった。

 また本アルバムでは、公式サイトにおいて「嵐から皆様へ感謝の気持ちをご用意させていただきました」という緊急アナウンスが行われた。サイトではアルバム通常版のユーザーコードの保管を呼び掛けているが、詳細は未だ伝えられていない状況だ。

 こうした状況の中、芸能関係者の中でも嵐のファン離れを囁く声が大きくなっている。ある関係者は、今回のアルバムの売り上げをこのように分析している。

「要因は度重なるメンバーの熱愛報道でしょう。今年は二宮和也(33)の、フリーアナウンサーの伊藤綾子(35)との熱愛が大きな話題となりました。昨年は大野智(35)も元女優の夏目鈴(25)と熱愛がとりあげられています。こうした度重なる報道にうんざりしてしまったファンが、実際に一定数出てきているのではないでしょうか」(芸能関係者)

 二宮に関しては、今回のアルバムに収録されているソロ曲も、伊藤との交際を思わせる歌詞なのではないかと一部ファンの間で話題を呼んだ。こうしたことの積み重ねが、嵐とファンの間に距離を生んでしまったのかもしれない。しかし、このようなファン離れに関する問題は嵐だけに留まらない。

■度重なるスキャンダルに恋愛禁止令も検討!?

 今年はSMAP騒動を初めとし、所属タレントの相次ぐスキャンダルなど、ジャニーズ事務所の話題に絶えない一年であった。

「こうした報道があると、今までは事務所が素早く火消し対応を行い、報道を規制してきました。しかし最近では、ジャニーズ事務所自体がそれに追い付けない状況にあるようです。情報がダダ漏れになっている今、ジャニーズ全体で危機管理を見直さなくてはならなくなっているようです」(芸能記者)

 とくに現在スキャンダル報道が目立つのは、Hey! Say! JUMPやジャニーズWESTといった、人気上昇中の若手グループのメンバー達だ。

「来年以降SMAPの枠が空くことで、ジャニーズ内ではタレントのポジションも大きく変わります。これまでの事務所のプロモーション活動を見ていると、SMAPの枠に嵐を、嵐の枠にHey!SayJUMPあたりを据えたいところでしょう。しかし、スキャンダルの影響は増大。ポストにつけたものの、そのまま人気やポジションを持続できるかは難しいと思います」(前出・芸能関係者)

 ファン離れが一気に加速すると、今度はテレビ出演への影響も出てくる。これまでジャニーズタレントは、出演させれば視聴率が取れるといわれていた。だがその伝説も途切れてしまえば、局側もそれ相応の判断を下すことになるだろう。

 こうした状況では、ジャニーズ内に「恋愛禁止令」が発令されるのも時間の問題かもしれない。

文・橘カイト(たちばな・かいと)
※1979年島根県生まれ。編集プロダクションを経て、フリーに。週刊誌などで芸能関係の記事を執筆。また、民俗学などにも精通し、日本のタブーにも数多く取材。主な著書に『真相!禁忌都市伝説』(ミリオン出版)ほか多数。
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