TOEIC何点以上なら「英語ができる」と胸を張って言える? 大学生が思う基準点は……

学生の窓口

大学に入ると、授業の一環で受けなければならないという人も多いのがTOEIC。就活のときには履歴書に点数を記入して、英語がどのくらいできるのかアピールすることもできるこの英語の試験制度ですが、実際大学生からすると何点以上取れたら「英語ができるなぁ」と思われるのでしょうか。今回は、現役大学生にすごいと思えるTOEICの点数の基準について聞いてみました。

■TOEICが何点だと「英語ができる」と思いますか?

第1位 800~850点……71人(17.7%)
第2位 700~750点……65人(16.2%)
第3位 750~800点……38人(9.5%)
第4位 600~650点……36人(9.0%)
第5位 950~990点……33人(8.2%)

一番多かった意見は、800点~850点でした。990点満点の試験ですから、相当高い点数をとらないといけないようです。それぞれどんな意見があるのか見てみましょう。

●1位 800~850点

・700点台まではがんばれば取れそうだけど、800点超えるのはなかなか難しそうだから(女性/21歳/大学3年生)
・8割ぐらいはできなきゃだめだと思うから(女性/22歳/大学4年生)
・海外系の企業に就職するならそれくらいが必要だから(女性/20歳/大学3年生)
・まわりの英語のできる友達がそれくらい取っていたから(男性/24歳/大学4年生)

外資系企業の募集要項として、800点以上という基準を設けていることもあります。こうしたところはひとつの基準になりますよね。

●2位 700~750点

・650点以上を目指せと言われているので、それをさらに50点も超えているのはすごいと思うから(女性/21歳/大学2年生)
・600点を目標にする人が多いからこれを超えるとかなり優秀に思う(男性/22歳/大学4年生)
・700点から履歴書に書いていいラインと聞いたから(女性/21歳/大学2年生)
・面接で評価される点数だと聞いたから(女性/20歳/大学2年生)

600点台を目指す大学生が多い中、700点台をとれるのはたしかに「英語ができる」と言っていいかもしれません。

●3位 750~800点

・大学の英語のトップのクラスの人がそのくらいだから(男性/21歳/大学3年生)
・英語専攻だがこれぐらいが最低でもほしいため(男性/22歳/大学4年生)
・勉強しないとそのくらいの点数は取れないから(女性/22歳/大学4年生)
・国立の大学院に行くためにはそれぐらい必要だから(女性/18歳/大学1年生)

クラスわけや専攻など、英語を専門的に使う場合はこのくらい取れてないといけないのですね。

●4位 600~650点


・600点を超えているとすごいと思うから(女性/20歳/大学3年生)
・最低ラインと聞いたことがあるので(男性/23歳/大学院生)
・自分がとったことない点数の域だから(女性/18歳/大学1年生)
・留学条件が500点だったから(女性/21歳/大学3年生)

ここが最低ラインだという意見が多いようです。これ以上取れていれば、勉強していない人よりは「できる」といったところでしょうか。

●5位 950~990点

・満点に近くないと得意であるとは言えないと思う(女性/23歳/大学院生)
・訓練したら誰でも取れるから(男性/22歳/大学4年生)
・少なくとも自分よりできる人でないと英語ができると思わないから(女性/23歳/大学4年生)

まさかの満点じゃないとダメ、という意見も。最近は留学がさかんになってきて、帰国子女も増えてきているので、このくらいできて当然と思う人もいるのかもしれません。

いかがでしたか? 最低ラインの600点を取れていれば「できる」と言ってもいいという人もいれば、満点を取っていなければ「できる」とは言えないという人もありました。TOEICの点数はあくまで目安ですが、やっぱりやるからには自ら「得意」と自分で言えるぐらいの高得点を取りたいところですね。

文・学生の窓口編集部

マイナビ学生の窓口調べ
調査期間:2016年11月
調査人数:大学生男女402人

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