SMAPの冠番組『SMAP×SMAP』（フジテレビ系）が年内に終了することで、後継番組についてさまざまな情報が飛び交っている。一部メディアでは当初、関ジャニ∞を起用するプランがあったが立ち消えになってしまったと伝えている。さらに、月曜22時枠自体からジャニーズが撤退するということも示唆しているのだ。

　これまで同時間帯枠の後継の候補として、嵐やKinKi Kidsの名前が浮上していた。1996年から長年に渡って同枠を守り続けてきただけに、当然後任もジャニーズのグループが担当すると思われていた。しかし、ジャニーズが手放すとなると、他の大手芸能事務所も黙ってはいられないだろう。

「同枠には、よりバラエティ色を出したい吉本などが参入してくる可能性が高い。また、アイドル色重視でAKB関係も企画発案に乗り出しているとも言われています。ただどんな番組を流しても、『スマスマ』と比較されるのは確実です。しばらくこの枠は“お試し枠”として試行錯誤が続くでしょうね」（芸能関係者）

　ここ数年、放送しているバラエティやドラマがしきりに視聴率の低下が問題視されているフジテレビだが、唯一注目を浴びる時間帯である“月9”からのプライムタイムが、共だおれになることは避けたいところだろう。

　一部では、バラエティに長けているジャニーズグループ・関ジャニ∞が担うことが決定しているというウワサもあったが、直前でその話は消えてしまったようだ。それにはあるスキャンダルが影響を及ぼしているという。

■“関ジャニ∞起用説”が消えたワケ

「メンバーである大倉忠義（31）と女優の吉高由里子（28）の熱愛報道です。これまで大倉サイドは吉高のことを友達だと言いきっていましたが、先月28日発売の写真週刊誌『フライデー』（講談社）で、二人がバリ島に行く姿をおさえられてしまいました。これが大きな引き金となったようです」（前出・芸能関係者）

　当初は好意的に見られていた2人の交際だが、今回のバリ島旅行報道で二人が1つのキャリーバックで移動していたことや、ペアルックを身につけた親密ぶりが、どうやらファンの逆鱗に触れたようだ。さらに吉高のTwitterにも、大倉ファンからのバッシングが飛んでいるという。

　大倉はかつて、タレントの芹那（31）との交際が報じられていた。その際に芹那はSNS上で、交際を思わせるアピールを頻繁に行い、大倉のファンからの怒りを買っていたことで有名だ。こうした経緯もあり、吉高に対する大倉ファンのバッシングは起こっているのかもしれない。

「特に今年はジャニーズタレントの熱愛報道がしきりに伝えられてきました。ジャニーズ事務所自体も、これ以上スキャンダルを連想させたくないというところが本音でしょう。関ジャニ∞も今回の大倉の報道がなければ、確実に後任をまかされたはずなのですが、最悪のタイミングでしたね」（前同）

　度重なる熱愛報道に、現在ジャニーズはかなり神経質になっている状態だ。いっそのこと既婚者の所属タレントを多数起用し、番組を制作した方が視聴者ウケはいいのかもしない。

文・橘カイト（たちばな・かいと）

※1979年島根県生まれ。編集プロダクションを経て、フリーに。週刊誌などで芸能関係の記事を執筆。また、民俗学などにも精通し、日本のタブーにも数多く取材。主な著書に『真相！禁忌都市伝説』（ミリオン出版）ほか多数。