リスボン「国立アズレージョ博物館」で美しすぎる装飾タイルの世界を堪能! (2/4ページ)
大量生産がはじまった18世紀には、公共の建物や一般の建物にもアズレージョが取り入れられるようになり、描かれるモチーフの幅も広がっていったのです。
アズレージョに使用される最もポピュラーな色は青ですが、黄色や緑といった多彩色のアズレージョも多々見られます。
一枚のタイルにひとつの模様を描いたものから、何枚ものタイルをつなぎ合わせて一枚の絵画のように描いたものまで、形や表現手法もさまざま。
商店や街の様子が描かれ、当時の風俗や人々の暮らしぶりが垣間見える興味深い作品もあります。
1300枚ものタイルに大震災前のリスボンの街並みを描いた壮大な作品は非常に歴史的価値の高いもの。
さらには、擬人化した動物を描いた、どこか風刺的で思わずクスッと笑ってしまうようなものまで。