嵐の特典商法が大不評?ジャニーズ混乱で”SMAP解散撤回”まで噴出
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ジャニーズ事務所の大看板である嵐の人気低下が話題になっている。最新アルバム『Are You Happy?』が今月7日付のオリコン週間アルバムランキングで1位を獲得したものの、売上は週間65万枚で前作『Japonism』の82万枚超から10万枚以上も減少。禁断の特典商法で売上を押し上げたにもかかわらず、人気が頭打ちとなっている現状が浮き彫りになった。
この状況にジャニーズ事務所は相当な焦りを感じており、解散が決まっているSMAPの動向にまで影響が出ているという。
■嵐の人気低下にジャニーズに焦り?
今回のアルバムは初回限定盤・通常盤の2種で10月26日にリリースされ、同日に通常盤購入者を対象に「嵐から皆さまへ感謝の気持ちをご用意させていただきました」と特典が用意されていることが公式サイトなどで発表された。通常盤に付属しているユーザーコードを「大切に保管しておいてください」とアナウンスされ、ファンは「限定イベント?」「握手会?」と期待を募らせていた。
ところが、11月8日に発表された特典の内容は「ケータイ待受画像」のダウンロードというもの。ガッカリしたファンも少なくないようだが、これがCD売上を押し上げた部分が大きかった。
「特典があるとアナウンスしてから内容の発表まで約2週間あったため、すでに初回限定盤を買ったファンが特典目当てに通常盤も購入するというケースが続出。レコード会社の思惑通りとなったわけですが、もったいぶった末に特典が待ち受け画像だけというのは正直なところセコい印象。もし最初から待ち受け画像が特典だと分かっていたら売上枚数はかなり下がっていたかもしれません。嵐ほどの国民的アイドルグループがそこまでやらなければいけないとは驚きです」(レコード会社関係者)
前作の『Japonism』は初回限定盤、通常盤、よいとこ盤(初回限定生産)の3種形態でリリースされ、今回は2種だったために売上が下がるのは当然という指摘もある。しかし、特典商法による“ドーピング”ありで10万枚以上も売上を落としたとなれば人気低下は否めない。
CD売上だけでなく、嵐が出演している番組の視聴率がことごとく低調なのも人気低下説に拍車を掛けている。特に「嵐はバラエティで弱い」といわれ、いち早くバラエティ進出でアイドルの枠を打ち壊したSMAPや、職人顔負けの“土建アイドル”として人気のTOKIOなどの先輩グループと比べると弾けきれない印象がある。
「30代になってもアイドル的な立ち位置から抜け出すことができず、それでいながら大野智(35)、二宮和也(33)に熱愛騒動が続発。さらには松本潤(33)に結婚説が持ち上がったりと、ファン離れを加速させるスキャンダルまで起きている。熱狂的ファンは何があっても離れないでしょうが、ライト層のファンは減少。ジャニーズに見切りをつけて、三代目J Soul BrothersやGENERATIONS、名古屋発グループの“ボイメン”ことBOYS AND MEN、人気急上昇中の超特急など“非ジャニーズ系”に流れる女性ファンが増えています」(前出・関係者)
■仰天の「SMAP解散撤回」案が噴出する混乱ぶり
この状況に大焦りなのがジャニーズ事務所だ。ただでさえ年間200億円を稼ぎ出していたSMAPが今年いっぱいで解散し、大きな痛手を被ることが決定している。
次期社長と目される藤島ジュリー景子副社長(50)が新エースに押し上げようと躍起になっているHey! Say! JUMPもパッとせず、メンバーのスキャンダルばかりが目立っている状況。中堅グループのNEWSはメンバー脱退で大幅にパワーダウンし、KAT-TUNはメンバー離脱が止まらずに活動休止に至った。
こうなると大黒柱の嵐にさらなる稼ぎを期待したいところだろうが、前述のように人気が頭打ち。ジャニーズ全体を支えられるかどうかは微妙な状況になっている。
そんな中、ジャニーズ内に驚くような動きが起きているという。
「SMAPの解散を撤回したらどうか……という案が事務所内で出てきているんです。解散騒動によってSMAPの大きさをあらためて認識させられ、売上においてもSMAP抜きでは今後厳しくなることが確実となってきた。そのために一部の幹部から大晦日に『解散しません』と宣言する撤回案が噴出し、メディア関係者に漏れ伝わってきている。しかし、あまりにも『時すでに遅し』という印象。これだけ大々的に解散を発表して撤回できるわけがない。それでも撤回案が出るほど、ジャニーズ内部が混乱しているのでしょう」(週刊誌記者)
ジャニーズ事務所は「SMAPがなくても嵐がいる」と安心していたのだろうが、SMAP解散で急転直下、大混乱に陥るほどの正念場に立たされているようだ。
- 文・橘カイト(たちばな・かいと)
- ※1979年島根県生まれ。編集プロダクションを経て、フリーに。週刊誌などで芸能関係の記事を執筆。また、民俗学などにも精通し、日本のタブーにも数多く取材。主な著書に『真相!禁忌都市伝説』(ミリオン出版)ほか多数。