SMAP紅白出場が”ソロ活動”の保険に?木村拓哉とNHKの思惑

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Photo by Pixabay
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 11月に入り、『NHK紅白歌合戦』の話が徐々に具体化してくる時期がやってきた。しかし今年は未だに出場歌手についての選考が難航しているようだ。一部メディアではNHKがSMAPに対し『紅白』出場を熱望していることについてその裏側を伝えている。

 かねてからNHKは、籾井勝人会長(73)が、SMAPやジャニーズ事務所に対して積極的なラブコールを送り続けていると言われてきた。さらに会長自らが、ジャニー喜多川社長(85)との面会も試みようとしている状態だという。ここまで籾井会長が、SMAPの出演に執着していることには理由があるという。

「会長はとにかく自分で手柄をとりたいんででしょう。会長が描く理想は、SMAPが『紅白』に出演し、高視聴率を獲得すること。これを実績として、来年行われるNHKの会長再任を狙いたいと言われています」(芸能関係者)

 また、自局番組のジャニーズタレントの積極的なレギュラー起用も持ちかけているようだ。もはや大盤振る舞いとも言える対応だが、肝心のSMAPサイドからの返事は変わることがない。もはや苦し紛れとも言えるNHKのプランだが、ジャニーズでは「この案に乗るべきだ」という声もあるという。

■ジャニーズの中でも『紅白』出場推進派が存在?

「特に木村拓哉(43)の今後を考えると、この話をのむべきという話が出ているようです。もともと木村はSMAPの中でも『紅白』出場に唯一積極的でした。SMAPが『紅白』に出演し、この案が実現するとなると、来年以降の木村の活動枠が安定する可能性があるかもしれないからです」(前出・芸能関係者)

 ジャニーズ事務所内でもSMAP解散以降、木村の活動の場をどのように提供していくかが全く見えていないようで、現在決まっている1月放送のドラマさえも、共演者選びに難航したという話が囁かれる状況だ。

 SMAP解散の要因を作ったとして、木村のイメージダウンはかなり大きなものとなっているようだ。そのためNHKが今後ジャニーズタレントを積極的に起用することとなれば、優先的に木村に活動の場を提供できることになる。

「歌手としてソロデビューすることになれば、それだけで注目は集まるでしょう。来年のジャニーズ枠の一人として優先的に『紅白』出場することもあり得る。バラエティでは使えないと言われている木村ですが、民放よりも段取り重視のNHKの番組制作スタイルの方があってるようにも思えます」(芸能記者)

 木村本人としては、SMAP時代と同様に俳優として活動していきたいということが本音だろう。しかし、現状を考えるとドラマ制作サイドが木村をすすんで起用するとは考えにくい。NHKの番組を活躍の主軸に置くことで、まずは活動の幅を広げるための地ならしをした方が、良いのかもしれない。

 ただ、こうした話は全てSMAPが『紅白』に出場するということが前提だ。『紅白』に出ない確率が高い現状としては、来年以降の木村の活動に暗雲が立ち込めることには変わりない。

文・佐々木浩司(ささき・こうじ)
※1980年群馬県生まれ。スポーツ誌の契約記者を経てフリーに。現在は主に、週刊誌やビジネス誌で活動中。得意分野は芸能、プロ野球、サッカーなど。主な著書に『洗脳のすべて』(宝島社)など。
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