SMAP辞退でボブ・ディラン浮上?紅白と大河のキャスティンが”大混迷”のワケ

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 SMAP解散騒動の余波で、出演者選考が大幅にずれ込んでいるとされる、大晦日の『NHK紅白歌合戦』。NHKはSMAP辞退に備えて動き始めたという。今回新たに浮上したビッグネームが、10月にノーベル文学賞を受賞したボブ・ディラン(75)だ。

 出演となれば当然、SMAP解散にも引けを取らない話題性を持つだけに、実現すれば今年の紅白一の目玉となる。しかし肝心の本人はどこにいるかわからず、世界中のメディアが捜索中だという。ボブ・ディランは大の親日家として知られるだけに、NHK関係者は「所在さえ掴めれば」と躍起になっているそうだが、現実的ではないだろう。しかし、そんな現実味の低いプランでも動き出したということは、SMAPの紅白辞退は濃厚だということになる。

 実はSMAPの紅白辞退の波紋が、意外な所に及んでいると関係者の間で話題になっている。それが、2018年NHK大河ドラマ『西郷どん』のキャスティングだ。11月2日に行われた、『西郷どん』主役発表会見に現れたのは、俳優の鈴木亮平(33)だった。

 しかしこの『西郷どん』の主役は、元々堤真一(52)で決まりかけていたという。その堤が、今回の大河ドラマオファーを辞退したために、鈴木はいわば“補欠当選”として主演が決まったようだ。この、堤大河辞退の裏に、SMAP紅白辞退が関係していると囁かれているのだ。

「木村拓哉(43)は、今回の解散騒動で世間的なイメージがすっかり悪くなってしまいました。そこでジャニーズは、解散してすぐの大きな仕事として、『西郷どん』に木村の出演をゴリ押ししたのです。それに対しNHKは、見返りとしてSMAPの紅白出場を条件とした。しかし結局、SMAPの紅白出場には至らず、木村の大河出演も立ち消えになったということです」(テレビ局関係者)

 つまり、今回の大河主演が鈴木に決まったというのは、SMAPの紅白不出場が決定的となった証拠なのだ。しかし、今回の大河ドラマ『西郷どん』も、鈴木の主演を不安視する声は大きい。

■不安視される視聴率

 確かに、“和製ロバート・デニーロ”と呼ばれるほど、役作りや体重コントロールに定評はあるが、まだまだ数字を持っているとはいえず、堤&木村といったラインナップに比べれば遥かに話題性に乏しい。

『西郷どん』についても、視聴率的には大苦戦が予想されているだけに、ジャニーズはその様子を密かにほくそ笑んでるようだ。

「ジャニーズは既に2019年の大河ドラマの枠を狙っていると聞いています。そこには、木村の再オファーはもちろん、若手タレントのゴリ押しも狙っているようです。ジャニーズは、『西郷どん』の視聴率が低迷すればするほど、次回作はうちに頼ってくる可能性が高いだろうと踏んでるみたいですね」(テレビ局関係者)

 ただでさえ今年は、SMAP解散の余波で紅白の人選にNHKは四苦八苦している。さらに大河ドラマのキャスティングまで変更を余儀なくされたとあって、今年のNHKはジャニーズに振り回されっぱなしの1年だった。しかしこのまま、『紅白』も『西郷どん』も視聴率低迷となれば、来年以降もまた、ジャニーズの思惑に振り回されることになってしまうだろう。NHKは、本気でボブ・ディランを探し出してでも、自身で数字を作れることを証明する必要があるかもしれない。

文・橘カイト(たちばな・かいと)
※1979年島根県生まれ。編集プロダクションを経て、フリーに。週刊誌などで芸能関係の記事を執筆。また、民俗学などにも精通し、日本のタブーにも数多く取材。主な著書に『真相!禁忌都市伝説』(ミリオン出版)ほか多数。
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