実録! 単位不足で卒業できなかった現役大学生3人のリアルボイス【学生記者】 (2/4ページ)

学生の窓口

Aさんが卒業できないことが分かると、4月から入社する予定だった会社から内定を取り消されてしまったのです。いわゆる内定取り消しというやつですね。その後、5年目の大学生活を始めたAさんは取り残した単位を取得するために大学に通うと同時に2度目の就職活動をスタートさせました。卒業に必要な単位が通年科目だったということで1年分の学費を払う苦しい生活になってしまいましたが、それでもAさんは単位取得と内定獲得を目指して、前を向き続けました。

◆留年したことで自分を見つめ直せた

2度目の就職活動も無事に終了したAさんは、2度目の就職活動を経て、1度目の就職活動で内定を受理した業界とはまったく違う業界に進むことにしたそうです。「1年間いろいろあって人生を考えていくうちに、価値観や自分が本当にやりたいことが見つかった」と語るAさんも現在は無事に卒業し、社会人として働いています。
このように卒業まで余裕だと思っていたら卒業数週間前に思わぬ形で留年を通知さることがあるので、卒業要件を満たしているかは何度も確認したほうがよさそうですね。卒業間際に留年を通知されたAさんの場合とは異なり、秋学期早々に卒業ができないと知った人もいます。それがBさんです。

—秋学期開始時点で留年が確定したBさん—

夏休み明けに久しぶりに大学に足を運んだBさんは青ざめていました。卒業要件を満たせていないと気付いたからです。Bさんは急いで履修登録について事務室に問い合わせに行きましたが、そこで驚愕の事実に直面します。

◆通年一括登録の罠

Bさんの通っていた大学は春学期にまとめて履修登録を済まし、それ以降の追加登録は受け付けていないというのです。つまり、Bさんはこの時点で卒業要件不足に気付きながらも追加登録することができず、単位不足で留年することになってしまったのです。

◆Bさんの春学期

Bさんは春学期の履修登録時に卒業要件まで単位が足りていないことに気付き、何単位か落としても大丈夫なように必要単位数よりも多めに履修登録をしていました。

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