2016-17年はこのメーカーで決まり! スタッドレスタイヤ各社徹底比較! (2/4ページ)
このサイプによってクルマのコーナリング時にタイヤを微妙に変形させてグリップ力を得ているのです。
■スタッドレスタイヤのゴムの柔らかい理由は?スタッドレスタイヤを実際に触ってみると、接地面のゴムが柔らかいことに気付くでしょう。これは、低温でもゴムの柔らかさを保つ特殊な素材がゴムに練りこまれているためです。凍った路面は一見すると平らに見えますが、実は顕微鏡レベルでは凸凹しています。スタッドレスタイヤは柔らかいゴムでこの凸凹に入り込み、密着することでグリップ力を発生させているのです。
■各社一押しの2016-17シーズンのスタッドレスタイヤはコレ!それではここからは、国内外の有名メーカーのスタッドレスタイヤについて見ていくことにしましょう。皆さんのクルマにベストマッチするタイヤを選んでくださいね。
ブリヂストンphoto by 公式サイト
ブリヂストンのフラッグシップスタッドレス「BLIZZAK VRX」
これまでの「BLIZZAK REVO GZ」の上位モデルとして、2013年より発売されているスタッドレスタイヤが、VRXです。ウエットブレーキ性能、転がり抵抗などにおいて従来のREVO GZ比で10%以上アップ。非対称パターンを採用し、剛性低下を防ぐことによって楽な運転も実現。またタイヤの接地圧を平準化することにより、水膜の発生を抑えることに成功。まさにフラッグシップにふさわしい仕上がりになっています。
ヨコハマphoto by 公式サイト
豊富なサイズが魅力のスタッドレス「iceGUARD 5 PLUS」
従来品「iceGUARD 5」の後継モデルとして2015年に登場したのがiceGUARD 5 PLUSです。ヨコハマの基幹技術である吸水ゴムがさらに進化し、スーパー吸水ゴムとなり、吸水性能をさらに向上させている点が特徴です。また、この吸水ゴムに加えて、従来の吸水ホワイトゲルを進化させたエボ吸水ホワイトゲルを採用。この結果、水膜吸水率は従来品比20%アップを達成。100サイズ以上という、豊富なラインナップも魅力です。