フジテレビ凋落がノンストップ?誤報連発でテレ東に嘲笑される”末期症状”

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誤報連発で田中マー君にも激怒されたフジテレビ
誤報連発で田中マー君にも激怒されたフジテレビ

 視聴率低迷、アナウンサーのスキャンダル、物議を醸す番組作り……フジテレビへのバッシングはついに同業者からも噴出している。仰天行動が続くフジテレビが近頃、各種メディアからもその凋落ぶりを揶揄されている。

■温厚マー君が怒り露わ、東スポ通じてフジ非難

 問題となったのは、今月10日に放送された『めざましテレビ』内のクイズ「もの知りじゃんけん」のコーナーだ。ニューヨーク・ヤンキースに所属する田中将大投手(28・ヤンキース)が、アメリカの大統領選でヒラリー・クリントン氏(69)を打ち負かしたドナルド・トランプ氏(70)の名前がついた高層ビル「トランプ・タワー」に住んでいると放送した。それに続く『とくダネ!』(フジテレビ系)でも11日、笠井信輔アナウンサー(53)が「田中投手からすると大家さんが大統領になる」などと発言する一幕があった。

 これらの放送に対して、温厚な田中マー君が激怒した。妻・里田まい(32)とともに、フジテレビが放送した内容をツイッターやブログでキッパリ否定。さらに『東京スポーツ』の取材に応じた田中は「本人に相談もないのにクイズにされて、しかも住んでもいないのに、住んだことにされて……わけがわからないことになっている」とデタラメな情報を公共の電波に乗せたフジテレビへの怒りをぶちまけた。一連の否定報道や視聴者のバッシングを受けて14日朝、『めざましテレビ』内で三宅正治アナウンサー(54)が、『とくダネ!』では笠井アナウンサーがそれぞれ謝罪している。

「情報の間違いはもちろんのことですが、これはひどいプライバシーの侵害です。著名人の自宅を堂々と紹介するなど報道機関の一線を超えています。放送前の内容チェックが機能していないことはもちろん、大騒ぎになるまで謝罪する素振りもなかった。社会的な良し悪しを自社で判断できていない状況は末期的です」(スポーツ紙記者)

 フジテレビの凋落ぶりは、”格下”のテレビ東京にもイジられている。4日深夜に放送されたドラマ『勇者ヨシヒコと導かれし七人』(テレビ東京系)の第5話では、各テレビ局をパロディーで擬人化したキャラクターが次々に登場した。フジテレビは最強を誇った神「シエクスン」(フジテレビの略称「CX」をもじっている)として登場するも、王冠を被って顔面蒼白の死に体の状態。放送を見た視聴者らがSNSで「最近は壊滅的だもんね」などと賛同の声をあげた。

「かつて視聴率3冠を達成した90年代には想像できなかったイジられ方。相次ぐドラマやバラエティの惨敗、ニュースでの誤報がテレビ局としての権威を失墜させています」(前出・記者)

 イメージ悪化による影響は、視聴率のみにとどまらない。

「懸念材料は今後の人材確保です。かつての加藤綾子(31)のようなキー局でバンバン内定を取りまくる優秀な人材がフジテレビを選ばなくなっているんです。以前は高給で知られた給与体系も大幅に改悪されるなど、同社に就職するメリットはほとんどない。就職情報サービスの人気企業アンケートでも順位を大きく下げています」(前同)

 かくいう加藤がフリー転身後、お得意の女子アナ攻勢は尻すぼみ。そしてバラエティもドラマも報道も低迷中。打開の糸口が見えないフジに明るい未来はあるのだろうか。「面白くなくてはテレビじゃない」と豪語したフジテレビの奮起に期待したい。

文・海保真一(かいほ・しんいち)
※1967年秋田県生まれ。大学卒業後、週刊誌記者を経てフリーライターに。週刊誌で執筆し、芸能界のタブーから子供貧困など社会問題にも取り組む。主な著書に『格差社会の真実』(宙出版)ほか多数。
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