便利な単語「ASAP」の意味や使い方とは? 例文付きで解説【スグ使えるビジネス用語集】
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みなさんは「ASAP」(エーエスエーピー)という単語を目にしたことはありますか? ビジネス英語としても使われる、ASAPですが、その使い方を誤ると、とき失礼に当たることも考えられます。今回は、ASAPの意味や使い方についてご紹介します。
■ビジネスで使う「ASAP」の意味とは?
「ASAP」は「as soon as possible」の略で、「可及的速やかに」「できるだけ急いで」といった意味の略語です。英文メールやチャットなどでよく使われる表現ですが、日本のビジネスの現場で聞かれることも珍しくありません。なお、「アサップ」「エイサップ」と発音することもありますが、基本的にはアルファベット読みをするのが一般的です。
■「ASAP」の使い方とは?
ASAPは文末に使用することが多い略語です。そして、もともとの語源が、軍隊で使用されていた単語であるという説が有力であるため、命令口調や上から目線であるととらえられる可能性もあり、取引先の人や上司に対するメールなどに記載するのはあまりおすすめできません。上司にできるだけ急いでくださいとお願いするのであれば、通常通り「as soon as possible」と記載し、「Please」などの単語と組み合わせた方が無難です。
また、ASAPという言葉における時間の解釈は人によって違います。「できるだけ早く」といっても最重要課題になるか、なるべく急いだ方がいいという程度なのかで誤解を生むことがありますので、本当に急いでほしい場合は、ASAPではなく期日を明示してあげましょう。
■「ASAP」の例文とは?
実際に使う場合は次のような例があげられます。
・Please email me ASAP.(できるだけ早くメールをください)
・We will try and put things right asap.(早期に問題改善を行います)
・ASAPでお願いします。
2つ目の例文のように、早めの対応をこちらからお願いするとき以外にも「ASAP」を使用することがあります。
また、「ASAP」は「asap」のように小文字で記載することも、「A.S.A.P」のようにドット区切りにすることもありますが、そのどちらも明確な使用方法の違いがあるわけではありません。あくまで、自分の使用しやすいものや、社内でよく使われているものを使用するとよいでしょう。
ビジネス英語やふだんの会話の中でもよく耳にする略語ですが、その用法を誤ると、誤解を招く恐れもあるので、同僚との社内メールや口語的な文章と、目上の人に対する表現を分けるように意識しましょう。
文・学生の窓口編集部