【プロ野球】菊池涼介(広島)、秋山翔吾(西武)…。今季12球団の2番打者を比較! 攻撃的2番打者は誰だ!? (2/2ページ)

デイリーニュースオンライン

■西武とヤクルトが攻撃的

 チマチマと2番が入れ替わっているチームがほとんどだが、ほぼフルシーズン2番の座をキープし続けたのは菊池涼介(広島)だ。最多安打を放った打撃力ももちろんだが、セ・リーグ最多の23犠打も記録。最多安打&最多犠打のW受賞は史上初。日本球史に残る「マルチ型2番」だった。

 全球団を通してみると、「攻撃的2番」を戦術として採用したのはヤクルトと西武。特に西武は秋山と栗山どちらもバントなし。夏ごろに田邊徳雄前監督が「バントはいらない」と宣言して話題となったが、これは実は下位打線の話。2番に関してはシーズンを通して攻撃型采配を貫いていた。

 ヤクルトもケガ人続出に泣いたが、本来は川端慎吾を2番に固定したいところ。川端もバントゼロ。来季こそは川端もケガなし、チームもケガ人なしで「2番・川端」をキープしたい。

■聖澤は2番に適任!

 意外にも2番打者としては広島・菊池を超える打率、OPSを記録したのは聖澤諒(楽天)だ。今季はシーズンを通しても打率.294を記録し、好調だったが、若手重用で冷や飯を食わされた印象すらある。

 聖澤はトップバッターのイメージが強いが、ここに来て数字が2番への適性を示している。バントもそつなくこなし、走塁技術もある。攻撃型でもマルチ型でも安定した力を発揮するはず。来季はぜひ「2番・聖澤」を多くの試合で見てみたい。

文=落合初春(おちあい・もとはる)

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