野沢直子ほか「突然海外移住した」それぞれの理由

日刊大衆

野沢直子ほか「突然海外移住した」それぞれの理由

 ピースの綾部祐二(38)が10月8日、都内で緊急会見を開き、来年4月からアメリカのニューヨークに活動拠点を移すことを発表した。なんでも最終的な目標はハリウッドスターになることで、最初の3年間を現地での語学勉強にあてた後、本格的な活動を行う予定でいるらしい。

 これについてネット上では、「どうしてコメディアンではなく、いきなり俳優を目指すんだ?」という疑問の声が上がるとともに、「相方の又吉直樹(36)が作家として成功したことへのやっかみがあるのでは?」なんて裏事情を探る声も聞かれる。なんにせよ、9本あるレギュラー番組はすべて降板、コンビでの活動も休止することが決まっている。

 過去を振り返れば、同様に海外移住を突然発表して周囲を驚かせた芸能人が他にもいたことが思い出される。1991年3月、「海外で勝負できる芸人になって、1、2年で帰ってくる」と単身渡米したのはお笑いタレントの野沢直子(53)。当時は『夢で逢えたら』(フジテレビ系)や『クイズ世界はSHOW by ショーバイ!!』(日本テレビ系)で活躍するなど人気絶頂だったため、大きな驚きをもって受け止められた。そんな野沢は10月10日放送の『しくじり先生 俺みたいになるな!!』(テレビ朝日系)に出演し、渡米を決断したのは『夢で逢えたら』で他の5人に圧倒的な才能の差を見せつけられ自分に絶望したからと、その本当の理由を語っていた。

 1983年に放送開始したドラマ『ふぞろいの林檎たち』(TBS系)でブレイクした俳優の時任三郎(58)は、1999年、3人の子どもをのびのび育てたいからとニュージーランドに移住。2003年に帰国するまで、役者の仕事はほとんどせず、すべての時間を家族とのふれあいに使ったという。2016年10月9日放送の『ボクらの時代』(フジテレビ系)に『ふぞろいの林檎たち』で共演した中井貴一(55)と柳沢慎吾(54)の3人で出演した際、中井から「海外に行ったときは挫折だったりしたの?」とその真相について尋ねられると、「半分。いったん休憩しようと思った」と答えていた。

 そして1991年に主演した『もう誰も愛さない』(フジテレビ系)など、数多くのトレンディドラマに出演して絶大な人気を誇った俳優の吉田栄作(47)は、1995年に芸能活動を一時休業し、役者修行のために渡米した。そんな吉田が当時の真相について語ったのは、2014年放送の『アナザースカイ』(日本テレビ系)でのこと。当時は「武器も技術もないのに、違う自分がひとり歩きしているイメージが嫌」で、「気持ちを休めたかった」という。1998年に帰国してからは精力的にドラマや舞台演劇に出演し、その演技は移住以前よりも高い評価を受けている。

 過去の事例を紐解くと、芸能人が突然海外移住する真相は“挑戦”ではなく、“逃亡”であることが多いようだ。ただ、吉田のように移住が吉となる場合もある。綾部の海外移住は、どうなるのだろうか?

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