藤原紀香に続いて嵐・松本潤まで?相次ぐ“水素水アピール”の背景
嵐の松本潤(33)が毎朝、水素水を飲んでいることを11月17日放送の『VS嵐』(フジテレビ系)で明かし、ファンの間で話題となっている。話は同番組の冒頭で、櫻井翔(34)の「朝起きて必ずすること」という問いかけに対し、松本潤が「水を飲むこと」と答えたことから始まる。するとメンバーから、松本潤は水素水を飲んでいることを暴露され話は拡大した。自宅にサーバーを置いているという松本潤に、スタジオからも驚きの声があがる中「藤原紀香(45)と同じじゃん」というメンバーからの総ツッコミに、松本潤はとうとう頭を抱えてしまった。
水素水といえば美容と健康に効果があるとし、その効果を番組などで推す芸能人も少なくない。中でも、紀香の傾倒ぶりはこれまでにも度々話題になっており、10月に行われた結婚披露宴でも列席者に対して木箱入りの特注水素生成機を引き出物としてプレゼントしたほどの熱の入れようだ。
しかし、水素水は「ただの水道水と変わらない」と、その効果を疑問視する専門家も少なくないだけに、それを推す芸能人そのものが疑われ始めている風潮がある。
「かつての“ペニオク騒動”にも見られたように、芸能人のステマは世間から白い目で見られがち。水素水についても、紀香や松本に限らず、数多くの芸能人がその効果をアピールしていますが、その大半がビジネスで言ってるのではと疑われている。一見すると新興宗教の勧誘や、ネットワークビジネスの様にも映るため、大半の人が気持ち悪がっているのが現状ですね」(芸能記者)
この様な特定商品のごり押しは、多くの人の嫌悪感を生むため、自身の好感度に大きく影響する。にもかかわらず、水素水のアピールを続ける芸能人が後を立たないのは、これが単なる一過性のブームではなく、そこに金銭的利益が生じているからだと疑われても仕方ないだろう。
■ジャニーズは理想の広告塔
特に今回の水素水の例では、藤原紀香といった大物女優から松本潤というジャニーズアイドルまで、幅広く芸能人がアピールを続けている背景があるため、特定企業からの働きかけがあったとしても何ら不思議ではない。
「かつては亀梨和也(30)もその効果を番組内でも語っているなど、最近ではその風潮が少しずつジャニーズアイドルにも広まってきています。一部では、水素水ビジネスを画策した企業が、母娘二代をターゲットにするため、ジャニーズに広告塔としての働きを依頼しているのではとの声もあがっているほど。ジャニーズも、昨今の様々な騒動で減収が囁かれていますから、このような“ウマい”ビジネスの話があれば乗る可能性は高いでしょうね」(前出・芸能記者)
年代問わず幅広いファン層を獲得しているジャニーズであれば格好の広告塔になりえる。だが芸能人からのごり押しが続けば、ファン離れにも繋がりかねない。
ステマかどうかは定かではないが、自身の発言が大きな影響を及ぼすことは再度理解しておいた方がいいのかもいれない。
- 文・真田栄太郎(さなだ・えいたろう)
- ※1978年神奈川県出身。大学在学中にフリーライターとして活動を始め、『東京ダークサイドリポート』(ワニマガジン社)、『週刊宝島』(宝島社)、『Hot Dog Press』(講談社)などに寄稿。現在は週刊誌の記者・編集者として事件、芸能取材に奔走する