マイカーに装着したいぞ!伊藤若冲の超人気作品が描かれた漆の自動車ハンドル (2/3ページ)

Japaaan

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2014年に制作された漆ステアリング

2014年に制作された漆塗りに蒔絵と螺鈿を施したステアリング

漆塗り、といえば食器などの漆器を思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。日本の漆の歴史は古く、縄文時代の装飾品や、仏像や建造物にも多く使われ、日本の芸術や文化と深く結びついています。英語でjapanといえば、漆や漆器を意味するほど、漆=japan=日本なんです。

和のイメージが強い漆ですが、現在国内で使われている漆の98%は中国のものと言うのが現状。そのわずか2%の国産の漆のほとんどが、岩手県で生産されているのだそうです。国産漆は漆職人が15年ほど育てた気に傷をつけて一滴一滴集め、1本の木から1シーズンに200グラムほどしか採れません。とても大変な作業である「漆掻き」に携わる職人は現在20名程度で、後継者が育っていないという危機的状況に陥っています。

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