芝居がかった発言に懸念も?清原和博が明かした”薬物と現在”

デイリーニュースオンライン

写真は「魂の言葉」より
写真は「魂の言葉」より

 衝撃の逮捕からほぼ1年。遂に番長が表舞台に姿を現した。今年2月に覚せい剤取締法違反容疑で逮捕、起訴されて執行猶予判決を受けた元プロ野球選手の清原和博氏(49)のインタビュー記事が、12月24日発売の『スポーツニッポン』に掲載された。

 ガングロ坊主頭のヤカラ風から一転、刈り上げカットで肌の黒味もいくぶん和らいだ印象の清原氏。

「本当に恐ろしい化け物で怪物で悪魔」

 薬物についてその恐怖を語り、訣別の意思を示した。警視庁本部の留置場生活での呼び名は「114番」。球界のスターとして輝きを放った過去からはありえない待遇だろう。

「この腕で野球をして、薬物を使い、汚いお風呂の栓を抜いている」

 牢屋に落ちた自身の現状を悔やむ発言が目につく。現在は薬物治療や週1回の尿検査やカウンセリングを受けて、更生の道を歩んでいるという。それでも、「二度と手を出さないとは言えない」と薬物がはらむ、底なし沼のような依存性の恐怖をも認めた。

 果たして、清原氏は更正できるのか。記事を読んだ薬物担当の警察官はこう語る。

「がんばってほしいところですが、本人の性格的な問題が根底にある。根深く、そう簡単ではありません」

■思い込みの強さが再犯の懸念材料

 清原氏はインタビューで、留置生活時に売店で購入した青いハンカチを紹介。

「取り調べの時も、送検の時も、裁判の時も、判決の時も、今も手放したことはありません。一生持ち歩くつもりです」

 と語った。この警察官は、ハンカチや“風呂の栓”のエピソードを引き合いに、

「発言が相変わらず芝居がかっていて、物事をオーバーに表現する癖が抜けていません。こうした思い込みの強い人ほど、逮捕によるショックが癒えず、孤独感や自己嫌悪に陥り、再犯につながっていく傾向があります。ある程度、開き直りも必要なんです」

 と指摘する。

「子供たちに自分の父親が逮捕された姿を二度と見せたくない」

 と誓った清原氏。前途多難だが、元気な姿で更生の姿勢を示せたことは、ファンそして愛息への一番のクリスマスプレゼントになったのかもしれない。

文・鈴木雄二(すずき・ゆうじ)
※1977年、神奈川県出身。全国紙社会部に在籍し、警察・検察などの事件取材や、ブラック業界、芸能界などの分野を幅広く取材している。主な著書に「警察のすべて」(宝島社刊・共著)がある。
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