沈没船「財宝引き揚げ」10億円詐欺の狡猾手口!(1)インドネシア政府と契約済み (2/2ページ)

アサ芸プラス

「そのあとも実際にインドネシア近海で引き揚げる船が決まっていて、3~10隻を予定している。引き揚げ作業のドキュメンタリー番組をドイツのテレビ局が制作し、世界中に配信する。その放映権もポーラースターが持つ。インドネシア政府との契約は済んでいて、財宝は中国政府の要人に太いパイプを持つ人物を通じ、名目上は中国への寄付という形で、実は中国側が買い取ることで話ができている。中国で美術館を造り財宝を展示すれば、20億円程度の金が入ることになる、と」

 そこでAさんは625万円で計25口を購入。ところが半年どころか、1年たっても1円の配当金もなく、

「松田は『相手は中国だから、なかなか予定どおりにいかない。必ず成功するからもう少し待ってくれ』と言う。そのあとも再三そんなやり取りがあり、結局、こちらが連絡しても電話に出なくなりました。そこで警察に相談し、告訴状を提出したのです」(前出・Aさん)

 ポーラースターの内情を知る関係者によれば、

「出資者は約1000人で、1人平均1000万円ぐらい。10億円は集めていると思います。現金2000万円を積んだ車をフェリーに乗せて長崎まで行った、熊本県の人もいました」

「沈没船「財宝引き揚げ」10億円詐欺の狡猾手口!(1)インドネシア政府と契約済み」のページです。デイリーニュースオンラインは、沈没船松田孝志ポーラースター週刊アサヒ芸能 2016年 12/29号詐欺社会などの最新ニュースを毎日配信しています。
ページの先頭へ戻る