嵐・相葉雅紀に酷評?”紅白”で評価を上げたヒト・下げたヒト

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例年になく批判が渦巻いた2016年の紅白歌合戦(NHK本部センター)
例年になく批判が渦巻いた2016年の紅白歌合戦(NHK本部センター)

 ヒドいおせち料理を食わされた気分だ。12月31日放送の『第67回NHK紅白歌合戦』が、視聴者のみならず芸能界やマスコミから酷評の嵐を受けている。そんな『紅白』で出場者たちが受けた評価も様々だ。

■興ざめの“学芸会”演出に視聴者も唖然?

 解散したSMAPが出演せず、“主役不在”と言われた2016年の紅白。第1部の平均視聴率は35.1%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)、第2部は40.2%をマークした。しかし「今年の紅白は史上最高につまらない」「期待してたのに紅白を見てた時間を返せ」と視聴者の評価は数字以上に低かった。

 低評価の原因の一つが、番組全体を覆ったお寒い演出。各パフォーマーが出場歌手の画面を半分横取り。タモリ(71)、マツコ・デラックス(44)は謎の徘徊。度々差し込まれたシン・ゴジラ演出。民放で散々仲良くしていたピコ太郎(43)とRADIO FISHの中田敦彦(34)に無理のあるケンカ展開。果ては、事前報道で明かされていたV6歌唱前のセリフなどは、相葉雅紀(34)の「長野くん結婚おめでとー!」のくだりまで、ほぼ全て同一。いい意味でのサプライズは皆無だった。

 勝敗も、視聴者投票で白組420万3679票・紅組252万7724票、会場投票で白組1274票・紅組870票と白組が圧倒的優勢にもかかわらず、審査員投票で紅組が逆転勝利。司会者の有村架純(23)が「え!」と驚くほど分かりづらいルールも波紋を呼んだ。

 煮え切らないのは、紅白を見ていた視聴者だ。興ざめして「すべてが茶番」「学芸会レベル」などとネット上で怒り心頭だ。またタレント・伊集院光(49)も1月2日深夜の自身のラジオ番組内で「すげぇスベッてた」と酷評した。

「初出場組の宇多田ヒカル(33)や欅坂46、桐谷健太(36)、ベテランの椎名林檎(38)などが一定の評価を受けた一方で、やはりPUFFYの出演は疑問が残った。本来ならSMAPが務めたであろう大トリを任された嵐は、石川さゆり(58)の『天城越え』の後だけに曲の軽さがより悪目立ちして評価を下げましたね。NHKも、政治的なジャニーズ推しはほどほどにしてほしい」(報道関係者)

 司会を務めた相葉と有村も評価が割れた。

「印象的だったのが相葉と有村のチグハグ感。有村が司会の経験不足を感じさせつつも物怖じしないで頑張っていたのに対し、嵐から選ばれた相葉は神経質にアタフタしてヒドい有様。放送終了後に『ポンコツ司会者でした』と漏らしていたが、それは視聴者も感じたのでは。途中からでも中居正広(44)や井ノ原快彦(40)に代わってほしいくらいだった」(前出・報道関係者)

 とにかくリハーサル時のSMAPコメント規制から本番終了にいたるまで、NHKの対応やプロデュース力に疑問ばかりが残った。出演者らの言動やパフォーマンスに少なからず影響を与えたことだろう。

「たとえSMAPへのオファーが失敗したにせよ、“逃げ恥ダンス”の新垣結衣(28)やタモリ、マツコの使い方など低評価を覆せる部分はいくらでもあった。視聴者の期待を裏切りまくったNHKは猛省するべき」(前同)

 視聴者から徴収する受信料で運営されているNHK。視聴者の意向を民放より反映してもいいはずの立場だが、2017年の大晦日にはどんな変化を見せるのだろうか。視聴者や出演者を置いてけぼりにした、摩訶不思議な路線にこれ以上突っ走らないことを祈るばかり。

文・阿蘭澄史(あらん・すみし)
※1974年滋賀県出身。フリー記者。某在京スポーツ紙の契約記者を経て、現在は週刊誌等で活躍中。主な著書に『真相!アイドル流出事件簿』(ミリオン出版)、『事務所をクビになった芸能人』(竹書房)、『芸能人のタブー』(宙出版)など。
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